近年、フィッシング詐欺メールが多発しておりApple IDのアカウントが乗っ取られる被害が数多く見受けられます。テックスタイルchの視聴者の相談件数も増加傾向です。そのフィッシング詐欺メールの見分け方や対処方法などを、いくつかご紹介したいと思います。
どんな?偽メールが送られてくるのか見本
- Apple IDが停止または無効になるメール
保護のため、Apple IDは自動的に無効になります。
ユーザーのアドレスが表示@i.softbank.jp
私たちはあなたのAppleアカウントで通常とは異なるログイン試行を防いでいます。これは、新しい場所や別の端末からログインしている可能性があります。下のサインインの詳細を確認してください
あなたのアカウントへのアクセスは以下の理由でロックされています:
2023年1月2日:アカウントのログインを他の端末で確認しています。
2023年1月5日:この問題が解決するまであなたのアカウントはロックされています。私たちは1週間待つか、あなたのアカウントは永久に無効になります。
次はどうする:
Appleアカウントの下にあるログインボタンをクリックし、
1週間前に必要な情報を入力してください。
「Apple ID を管理」
【実際に送信されてきた画像】
フィッシング詐欺メールの見分け方
- 送信されたメールアドレスがapple.comと一致している確認する。
- 送られてきたメール内容をよく読んで日本語「文章」に変な違和感がないか確認する。
- 万が一リンクをタップした場合、URLが該当する企業名に一致しているか確認する。
- メール本文にApple IDで登録している「氏名」が記載されているか確認する。
*製品注文やサブスクリプションの領収書などには記載なし。その代わりユーザーの住所などが記載されている。
Appleから送信元のアドレスは下記を参考にして下さい。
Apple IDに関する送信元アドレスはappleid@id.apple.com
iCloudに関する送信元アドレスはnoreply@email.apple.com
iTunes Store/Apple Storeに関する送信元アドレスはno_reply@email.apple.com
最近のフィッシング詐欺メールでもAppleの文字を用いた分かりにくいものもありますので少しでも不安な場合は操作しない。すぐに操作しなければならない様な内容は気をつけてください!特にアカウント復旧系のユーザーを焦らす様なメール。
偽メールに気付かず操作してしまった場合
- すぐにApple IDのパスワードを変更する。
- Apple IDに紐づいている電話番号をすぐに確認する。
*電話番号が変更されていない場合はアカウント復旧作業を早急に行ってください。
*アカウント復旧に関する資料:https://support.apple.com/ja-jp/HT204921 - パスワードの変更ができない場合はiPhoneに設定されている決済情報を停止する。
Apple IDでサインインができない場合の対処方法
非常に残念ではありますがApple IDのパスワードでサインインができない状態で電話番号まで書き換えられている状態だとユーザー側ですぐに解決する事は無理です。
早急に決済登録しているクレジット会社などにカードの停止を行った上でAppleサポートへ連絡して下さい。*Apple公式ページ:https://support.apple.com/ja-jp/HT204145
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