キャリア決済の不正利用問題は以前から相談としてはありますが、ここ最近特にテックスタイルchへの相談が増えて来ました。
万が一、あなたが不正利用されたらどうしますか?どの様に対処しますか?今回の記事では実際に相談事例にもあった内容を引用して記載しておりますので参考にして下さい。
不正利用される原因
フィッシング詐欺
不正利用の原因は、いくつか考えられますが代表的な原因は、やはり近年流行しているフィッシング詐欺メールが1番の原因でしょう。代表的なフィッシング詐欺とは、不在通知のSMSメッセージ・偽キャリアの不正利用メール案内・クレジットカード不正利用の案内です。これら全てが偽メール・偽情報で被害に遭われる方が非常に多くなって来ている。
関連記事:宅配業者の不在通知SMSメッセージでApple IDアカウント乗っ取り被害は増加
中でも厄介なのが、ユーザー自身が全く疑わないメールやメッセージで個人情報を入力してしまい第三者に個人情報が漏洩するケースがダントツで一番です。
漏洩する個人情報とは、「氏名」「住所」「電話番号」「メールアドレス」「パスワード」「クレジットカード情報」「セキュリティコード」などが挙げられます。
ログインIDやパスワードの使い回し
悪意を持ったユーザーは個人情報漏洩したリストを持っている可能性が非常に高かく、リストを元に様々なサービスの不正ログインを試みログインに成功した結果、キャリア決済を利用される事があります。また、悪意を持った人物が身の回りに居る可能性もあります。
不正利用された場合の対処方法
携帯会社へ連絡
被害に遭われた場合は、すぐに契約しているキャリア「携帯会社」へ連絡しましょう。その際にご自身でログインIDのパスワード変更ができるなら被害を最小限に食い止めるために行っておきましょう。
また、不正利用によって被害に遭われた場合は、「被害補償制度」を利用する事が可能です。被害補償制度は各キャリアによって規約が違いますので確認して下さい。
au被害補償制度:https://wallet.auone.jp/contents/pc/info/20191105.html
ドコモ被害補償制度:https://service.smt.docomo.ne.jp/keitai_payment/security/compensation/
ソフトバンク被害補償制度:https://www.softbank.jp/mobile/info/personal/news/service/20191105a/
被害補償制度について
各キャリア「携帯会社」が公表している被害補償制度にも100%の補償を受けるには条件があったりします。キャリアサポートでも確認しましたが正直言ってサポート対応にもムラがあったりします。担当者によっては、Appleサポートに問い合わせ下さいと言い切る担当者もいます。
当然、Appleサポートでも返金対応の部署はありますがiTunes Store経由で何か不正利用があれば確認ができ対応可能なケースもありますが、物販やApple側では確認が取れないものに対しては返金対応できな可能性が高いです。
ご自身の被害がどの様な被害になっているのか把握する事も重要です。
キャリアの補償制度も、時間が掛かるものと数日で対応出来たものもあります。実際にテックスタイルchへ相談に来られた方で、キャリア補償制度を案内して最初はAppleサポートに連絡と案内されていたものが、キャリア補償で無事に返金処理がなされたケースもあります。
ご自身の被害状況をしっかりと確認して明確にキャリア補償制度を伝えて下さい。
公的機関へ連絡
公的機関とは?消費生活センターを含む警察への被害届の事です。中には警察でも被害者は、この場合「キャリア」になるからご自身が被害届を出す事は出来ないと言われるケースもありますが、引き下がらずに警察に被害届を出して下さい。
仮に被害届が出さなくても相談受付でも構いません。ご自身の相談が公的機関へ記録として残す様にして下さい。
消費生活センター:https://www.kokusen.go.jp/map/
サイバー警察犯罪窓口:https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html
被害を防ぐ方法
- キャリア決済のセキュリティ強化「2段階認証」の導入
- どんなメール・SMSメッセージにも反応しない「公式ページ」で確認する様にする
- キャリア決済の利用限度額を制限する
- お子さんの場合は、ファミリー共有「スクリーンタイム」を利用する。
まとめ
最近、テックスタイルchへの相談内容でフィッシング詐欺によるApple IDアカウント乗っ取り被害と並行して数多くあるのがキャリア決済の不正利用に関する相談です。
キャリアで対応してもらえない相談やAppleとキャリアでたらい回しに合っている方など様々ですが、実際に被害に遭っているのにおかしいと思いませんか?そしてユーザーの中にはキャリアの被害補償制度の存在を知らない方も多くおりましたので是非!参考になればと思います。
コメント