iPhone 18 Pro MaxのAT&T不具合 日本版は大丈夫?
※本記事は2026年10月5日時点で確認できた情報をもとにしています。状況は日々動いているため、最終的な判断はApple公式の案内でご確認ください。
「米国でiPhone 18 Pro Maxが通信できなくなっているらしい」というニュースを見て、不安になった方は多いと思います。日本で買ったiPhoneを持って海外旅行に行く予定がある方なら、なおさらです。
この記事では、今回の不具合で何が起きているのか、日本で買ったiPhoneにも関係があるのか、海外旅行の前にやっておくと安心なことは何か、を順番にお話しします。専門用語は、出てきたところで説明を入れますので、スマホにあまり詳しくない方も読み進めてください。
テックスタイルchでは、iPhone 18シリーズの動画も公開しています。記事とあわせて見ていただくと、イメージがつかみやすくなると思います。
今回のAT&T不具合とは?まず結論から
結論:日本で買ったiPhone 18 Pro Maxは、今のところ対象外とみられます
先に結論をお伝えします。問題が確認されているのは、米国の通信会社「AT&T」の回線を使っている一部のiPhone 18 Pro Maxです。Appleは、ほかのiPhoneのモデルや、AT&T以外の通信会社では、同じ問題を確認していないと説明しています。
日本で販売されているiPhone 18 Pro Maxは、米国版とは中に入っている通信用の部品が異なります。そのため、日本版が同じ不具合の対象になったという発表は、確認できた範囲ではありません。
ただし、「絶対に起きない」と言い切れる材料もありません。原因がはっきり公表されていないためです。この記事では、わかっていることと、わかっていないことを分けてお伝えします。
何が起きているのか
不具合が出た端末では、通話・SMS(電話番号宛てのテキストメッセージ)・モバイルデータ通信が使えなくなります。画面上部の電波表示がある場所に「SOS」と出るという報告も、海外のメディアから複数出ています。
Wi-Fiにつなげば使えますが、外に出ると通信ができません。毎日使うスマートフォンが突然Wi-Fi専用の端末のようになってしまうので、影響は小さくありません。
影響を受けているのは「一部」の端末です
Appleは「少数のユーザー」に影響していると説明しています。AT&Tを使うiPhone 18 Pro Maxの持ち主すべてが困っているわけではありません。一方で、MacRumorsの報道によると、少なくとも数千人が不具合を訴えているとのことです。実際の台数は、現時点では公表されていません。
時系列で整理:発売から公式発表まで
流れを知っておくと、ニュースの見え方が変わります。報道をもとに整理します。
9月:発売直後から報告が出始めた
iPhone 18 Pro Maxは9月18日に発売されました。9月25日ごろには、MacRumorsなどが、米国の一部のユーザーがAT&Tの通信やeSIMの設定でつまずいていると伝えています。eSIMとは、SIMカードを差し込まずに、本体の中に通信契約の情報を入れておく仕組みのことです。
10月初め:AT&TとAppleが相次いで認めた
AT&Tは契約者向けにテキストメッセージを送り、iOS 27.0.1へ早めに更新するよう呼びかけました。このメッセージには、一部の端末では緊急通報の911にも影響が出るおそれがあると書かれていました。
続いて10月2日に、Appleが声明を出しました。内容を要約すると、AT&T回線を使う少数のiPhone 18 Pro Maxで通信が切れて通話ができなくなる問題を確認した、ということです。
更新で「予防」はできても、すでに起きた端末は直らない
ここが大切なところです。Appleは、iOS 27.0.1とAT&T向けのキャリア設定の更新を配信しました。ただしこれらは、これから問題が起きるのを防ぐためのものです。すでに通信できなくなった端末は、ソフトウェアの更新では戻りません。
その場合は、端末の交換が必要になります。Appleサポート、Apple Store、AT&Tの店舗のいずれかに相談する流れです。報道では、交換は無料と伝えられています。
なぜ日本版は「別物」と考えられているのか
米国版のPro Maxだけ、通信部品が違います
ここからは、少し専門的な話になります。スマートフォンには「モデム」と呼ばれる部品が入っています。電波を受け取って、通話やデータのやり取りに変える役割をする部品で、通信の心臓部のようなものです。
iPhone 18 ProシリーズにはAppleが自社で設計した「C2」というモデムが使われています。ところが、米国で売られているiPhone 18 Pro Maxだけは、Apple公式の仕様ページにC2の記載がなく、クアルコム社製のモデムが入っていると報じられています。
日本版はProもPro MaxもC2です
日本のApple公式サイトの技術仕様では、iPhone 18 ProとPro Maxの両方に「Apple C2モバイル通信モデム」と書かれています。つまり、米国のPro Maxだけが違う構成になっているわけです。
米国で問題が出ているのは、このクアルコム製モデムを積んだPro Maxだけです。9to5Macは、C2を積むiPhone 18 Proは影響を受けていないと伝えています。この点からも、日本版が同じ立場に置かれているとは考えにくい状況です。
型番でも見分けられます
日本のモデルは、A3713・A3716という型番だと紹介している記事があります。型番は、設定アプリの「一般」から「情報」を開き、「モデル」の欄を確認すると見られます。購入したお店や国によって型番が変わるため、手元の端末がどのモデルか確かめたい方は、ここを見てください。
日本の私たちにはどんな影響があるのか
日本で買ったiPhoneを日本で使う場合
日本版のiPhone 18 Pro Maxを日本の通信会社で使っている場合、今回のAT&Tの不具合が当てはまるとは、現時点では考えにくいです。日本国内でも同じ症状が出たという公式の発表や、信頼できる報道は、私が確認した範囲では見つかりませんでした。
米国版を個人輸入などで手に入れた場合
日本で買った端末ではなく、米国のモデルを何らかの方法で入手した方は話が変わります。米国版のPro MaxでAT&Tを使う条件が、報告されている不具合の条件そのものだからです。
この場合は、iOS 27.0.1と最新のキャリア設定の更新を済ませておいてください。症状が出たら、Appleサポートへ相談するのが近道です。
日本の通信会社の回線では、現時点で報告なし
Appleは、AT&T以外の通信会社では同じ問題を確認していないとしています。日本の各社の回線でも、同様の不具合が出たという報告は確認できていません。ただ、発売から日が浅いため、今後の続報は気にかけておくと安心です。
日本で買ったiPhoneで海外旅行に行くと、不具合は起きる?
ここが、この記事でいちばんお伝えしたい部分です。
「AT&Tの回線につながる」だけでは、同じ条件にならない可能性があります
今回の不具合は、「米国版のPro Max」と「AT&T回線」の組み合わせで報告されています。日本版のiPhoneは、C2モデムという別の構成です。アメリカへ旅行して、AT&Tの電波をつかんだとしても、それだけで同じ条件になるとは断定できません。
一方で、「日本版が海外のAT&Tにつながったとき、まったく問題がない」という検証結果を、私は見つけられませんでした。Appleもローミング(海外の通信網を借りて使うこと)については触れていません。わからない部分は、わからないものとして受け止めておくのが誠実だと考えています。
旅行先は米国だけではありません
海外旅行といっても、行き先は様々です。今回の不具合は、報告を見るかぎりAT&T回線に限った話です。ヨーロッパやアジアなど、AT&Tとは関係のない国や地域では、直接の影響はないと考えられます。
万が一のとき、いちばん困るのは「地図と連絡手段」です
海外では、地図アプリ、翻訳、配車アプリ、ホテルとの連絡など、スマートフォンに頼る場面がとても多くなります。通信が切れたときの備えを、あらかじめ用意しておくと安心です。次の章で具体的にお話しします。
海外旅行の前にやっておきたい準備
特別なことはありません。以下のような、基本の確認が役に立ちます。
出発前に更新を済ませておく
iOSを最新にしておきます。設定アプリの「一般」から「ソフトウェアアップデート」を開いて確認します。あわせて、「一般」から「情報」を開くと、通信会社の設定の更新案内が出ることがあります。出た場合は、日本にいるうちに更新しておくと落ち着いて旅行できます。
通信手段を一つに絞らない
日本の通信会社の海外ローミング、現地向けのeSIM、レンタルWi-Fiなど、手段は複数あります。どれか一つが使えなくなっても、ほかの方法で連絡が取れるようにしておくと安心です。現地向けeSIMについては、購入前にiPhone 18 Pro Maxで使えるか、販売ページで確認してください。
eSIMは、再設定の方法を確認するまで消さない
日本版のiPhone 18 Proシリーズは、eSIM専用という紹介がされています。通信がおかしいと感じても、慌ててeSIMを削除しないでください。削除すると、再び使えるようにする手続きが必要になることがあります。契約している通信会社の案内を確認してからにしましょう。
現地で通信できないときの確認手順
- 機内モードを入れて、10秒ほど待ってから切ります。
- 設定アプリの「モバイル通信」で、モバイルデータ通信とデータローミングの設定を確認します。
- 本体を再起動します。
- それでも直らなければ、契約している通信会社に連絡します。
「SOS」の表示が出たまま戻らない場合は、設定の問題ではなく、端末側の症状の可能性があります。
旅行先での操作や、通信会社とのやり取りに不安があるときは、LINEサポートからご相談いただけます。
旅行の味方になる持ち物:モバイルバッテリー
ここで、旅行中に役立つアイテムを一つご紹介します。
Anker Nano Power Bank (30W, Built-In USB-C Cable)
海外では、地図アプリを開いたままにしたり、写真や動画をたくさん撮ったりして、バッテリーの減りが早くなりがちです。通信の状態が不安定な場所では、スマートフォンが電波を探し続けるため、さらに電池を使います。
その点、ケーブルが本体に内蔵されたタイプのモバイルバッテリーなら、ポケットに入れたまま充電できて、ケーブルを忘れる心配もありません。コンパクトなので、観光のときの小さなバッグにも収まります。
飛行機に乗るときは、モバイルバッテリーは預け入れ荷物に入れず、機内持ち込みにするのが基本です。容量の上限は航空会社ごとに決まっているため、搭乗前に案内を見てください。
症状が出たときの対処法
日本版を使っていて、通信ができなくなった場合を想定した手順です。
まず、設定の問題かどうかを切り分ける
Wi-Fiをオフにして、通話、SMS、データ通信を一つずつ試します。電波のアンテナ表示や「5G」の表示があっても、通話やデータが使えているとはかぎらないためです。
更新の有無を確認する
iOSの最新版と、キャリア設定の更新が来ていないかを見ておきます。更新で直るケースもあれば、直らないケースもあります。
直らなければ、Appleか通信会社へ
日本で購入した端末なら、日本のAppleサポートか、購入した通信会社の窓口が相談先になります。保証の内容は購入先によって違うため、購入時の書類も手元に用意しておくとスムーズです。
よくある質問(Q&A)
Q1. 日本で買ったiPhone 18 Pro Maxも、今回の不具合の対象ですか?
A. 現時点で、日本版が対象という公式の発表はありません。報告されているのは、米国でAT&T回線を使うiPhone 18 Pro Maxです。日本版は、ProとPro MaxのどちらもC2モデムを搭載しています。
Q2. iPhone 18 Proなら安全ですか?
A. 9to5Macの報道では、iPhone 18 ProはAT&Tの不具合の影響を受けていないとされています。原因がまだ公表されていないため、「完全に安全」とまでは言い切れません。
Q3. 海外旅行でAT&Tの回線につながったら、不具合が出ますか?
A. 日本版の端末で同じことが起きるという報告は、見つけられていません。ただし、検証された情報も見つかっていないため、通信手段を複数用意しておくことをおすすめします。
Q4. iOS 27.0.1に更新すれば直りますか?
A. 更新は「これから起きるのを防ぐ」ためのものです。すでに通信できなくなった端末は、更新では戻らず、交換が必要だとAppleは説明しています。
Q5. 不具合が出たら、本当に無料で交換してもらえますか?
A. 無料で交換されると報じられています。ただ、詳しい条件は購入した国や通信会社で変わる可能性があります。Appleサポートか購入先に確認してください。
Q6. 「SOS」と表示されたら、必ず不具合ですか?
A. そうとは限りません。電波の弱い場所や、契約・eSIMの設定の問題でも出ることがあります。まず機内モードのオン・オフと再起動を試し、直らなければ相談してください。
Q7. 今、iPhone 18 Pro Maxの購入を見送ったほうがいいですか?
A. 日本版については、不具合の報告は確認できていません。購入するかどうかは、ご自身の使い方に合わせて決めていただければと思います。米国で購入する場合や、米国のAT&Tで使う場合は、今回の件を踏まえて慎重に検討してください。
Q8. 続報はどこで確認できますか?
A. Appleの公式サポートページと、通信会社の案内を確認するのがいちばん確実です。テックスタイルchでも、新しい情報が入り次第お伝えしていきます。
あわせて読みたい関連記事
まとめ
今回の話を、もう一度整理します。
- 不具合が確認されているのは、米国のAT&T回線を使う一部のiPhone 18 Pro Maxです。
- 通話・SMS・データ通信ができなくなり、SOS表示が出る報告があります。
- 更新は予防のためのもので、すでに症状が出た端末は交換が必要とAppleは説明しています。
- 米国版のPro Maxだけがクアルコム製モデムで、日本版はProもPro MaxもC2モデムです。
- 日本版が対象になったという公式発表は、確認できた範囲ではありません。
- 日本版を海外のAT&Tで使った場合の検証情報は見つかっておらず、はっきりしない部分が残っています。
日本で買ったiPhoneで旅行に行く方は、出発前の更新と、通信手段を複数用意することを心がけると、いざというときも慌てずに済みます。状況が変わったら、続報をお知らせします。操作や手続きで迷ったときは、LINEサポートもご利用ください。


