2023年も終わろうとしておりますが年末にかけて再流行するのがフィッシング詐欺(不正利用)です。なぜ?年の終わりに最流行するのか?それは悪意ある第三者が違法に取得した個人情報のデータが古くなるからです。
闇サイトでは、個人情報の売り買いが頻繁に行われており最新のデータなどは高値で売られており、古い情報だと逆に安く手に入る。2023年の違法に手に入れた個人情報などは年末にかけて一斉に大量送信などを繰り返し少しでも騙そうと襲いかかって来ます。
不正利用に関する、手口は様々ですが今回、ご紹介したい記事は「あなたのAppleIDは第三者に漏洩している」可能性が非常に高いと言う事です。
SMSメッセージが受信された場合
iPhoneのSMSメッセージで身に覚えのない不明なAppleIDコードが受信された場合は決して操作しない様にして下さい。メッセージの内容も様々ですが特にリンク(URL)が記載されているメッセージは操作しない様にして下さい。
上記の画像は、実際に受信された一例です。電話番号をみると+44(国番号)が記載されております。+44は英国の国番号となっております。中には+86(中国)からの番号も多いです。
Apple公式ページでも注意喚起がなされておりますのでご確認ください。
中国からのAppleIDサインイン
過去の記事でも紹介したと思いますが、頻繁にiPhoneの画面上に中国からの不正サインインが行われております。iPhoneの画面上には2ファクター認証の画面で地図の場所が(中国)である事が多い。
関連記事:中国からのApple IDのサインインが再び急増中!アカウント乗っ取りに警戒
iPhoneの画面上に身に覚えのない2ファクター認証(不正ログイン・サインイン)がされた場合は決して「許可」しない様にして下さい。万が一許可してしまった場合は第三者にAppleIDのアカウントが乗っ取られる場合がございます。また、確認コードも第三者に伝えない様にして下さい。
AppleIDのアカウントが乗っ取られた場合の被害とは?
- Apple IDでサインインができなくなる。
- iCloudサービスが利用できなくなる。
- アプリのダウンロードができなくなる。
- iPhoneから写真が消える可能性がある。
- 身に覚えのないサブスクリプション登録される。
- キャリア決済など不正請求される。
- クレジットカードが不正利用される。
- AirTagが利用できなくなる。
- ファイナルカットプロなどアプリの利用ができなくなる。
- 他のApple製品(同じApple ID)で利用している製品も被害を受ける。
AppleIDのアカウント乗っ取られた場合の対処方法
- すぐにパスワードの変更ができるのか確認して下さい。
- Apple IDに紐づいている電話番号「信頼される電話番号」が書き換えられていないか確認する。
- パスワードも変更できない、電話番号も書き換えられている場合はApple IDが第三者に乗っ取られている可能性が非常に高い。
- 乗っ取られている事が前提ですが、Apple IDに紐づいているクレジットカードなど停止または再発行の手続きを速やかに行なった方が良いでしょう。
- 不正利用、不正引き出し、不正課金がされていないのか確認する。
- 上記の作業を行った上でAppleサポートへ連絡する。
- 現在、Apple IDが第三者に乗っ取られている場合は元に戻すことが出来ません。
- iPhoneの初期化をAppleサポートでも案内されると思います。
- iPhoneの初期化を実行したのち、アクティベーションロックが発生する事が多いです。理由はiPhone探すがオンになっているこ事が理由となります。
- アクティベーションロックを強制的に解除するには、iPhoneの購入証明が必要となります。
- Appleよりアクティベーションロックの強制解除が完了した後は、新規でApple IDを取得し新しいApple IDで利用して行く事になります。
まとめ
冒頭でも申し上げた通り、年末にかけてフィッシング詐欺(不正利用の被害)が拡大するのは、昨年も一昨年も毎年、相談者が多く発生しております。実際にテックスタイルchへの相談も非常に多くありますのでiPhoneユーザーの方は十分に気をつけて下さい。