LINE通話でiPhoneが熱くなる原因と対処法|ビデオ通話も
家族や友人とLINE通話をしていたら、iPhoneの背面が、だんだん熱くなってきた。ビデオ通話の途中で、「高温注意」と表示された。そんな経験はありませんか。
通話中のiPhoneが熱くなるのは、よくあることです。ただ、熱くなりすぎると、画面が暗くなったり、通話が切れたりすることがあります。原因が分かれば、対処も、予防もしやすくなります。
この記事では、初心者の方に向けて、LINE通話でiPhoneが熱くなる原因と、今すぐできる対処法、熱くなりにくくする工夫を、順番に説明します。YouTubeチャンネルのテックスタイルchでも、iPhoneの困りごとを動画で紹介しています。画面を見ながら進めたい方は、あわせてご覧ください。
先にお伝えしておくと、LINE通話に限って、発熱の原因をまとめたAppleやLINEの公式な説明は、見つかりませんでした。この記事では、Appleが公式に案内している温度の目安と、Appleコミュニティの回答、一般的な仕組みをもとに説明します。情報は、2026年10月23日時点で確認した内容です。
まず結論:先にやること
通話中に熱くなったとき
| 順番 | やること | 理由 |
|---|---|---|
| 1 | ビデオ通話なら、カメラを切るか、音声通話に切り替える | カメラと映像の処理が、いちばん負荷が大きい |
| 2 | 充電ケーブルを抜く | 充電中は、バッテリーも熱を出す |
| 3 | ケースを外す | 熱がこもるのを防ぐ(Appleも案内) |
| 4 | 直射日光や、高温の場所を避ける | Appleの目安は0〜35℃ |
| 5 | 通話をいったん終えて、iPhoneを休ませる | 温度が下がるまで、使うのを控える |
高温の警告が出たら
「高温注意」の画面が出たときは、無理に使い続けず、温度が下がるまで、休ませてください。表示が消えれば、通常どおり使えるようになる場合が多いです。
通話でiPhoneが熱くなるしくみ
通話は、ずっと動き続ける作業
LINE通話は、声を集めて、小さなデータにして、インターネットで送り、相手の声を受け取って、再生する、という作業を、休みなく続けています。画面も点灯したままになるので、ゲームや動画の視聴と同じように、iPhoneの中のチップ(頭脳にあたる部品)や、通信の部品が、動き続けます。動いている部品は、熱を出します。
音声通話とビデオ通話の違い
音声通話は、音だけを扱うため、負荷は比較的軽めです。ビデオ通話は、カメラで映像を撮り、圧縮して送り、相手の映像を受け取って表示します。映像の処理と、通信量が増えるため、熱くなりやすくなります。
通信の状態も関係する
Appleコミュニティの回答には、「ビデオ通話は負荷が大きく、モバイル通信だと、モバイル用の部品の電力消費も大きくなる。5Gだと、さらに大きい」という説明があります。電波が弱い場所では、iPhoneが、通信をつなぎとめるために、より多くの電力を使うことが、一般に知られています。
バッテリーの劣化
同じ回答には、「バッテリーは使い込んでくると、内部抵抗が徐々に大きくなって、発熱が大きくなる」という説明もあります。使い始めて数年たったiPhoneは、新品の頃より、熱くなりやすい可能性があります。
Appleが案内する温度の目安
使用に適した温度は、0〜35℃
Appleは、iPhoneを、0〜35℃(32〜95°F)の環境で使うよう、案内しています。真夏の屋外や、日当たりのよい窓際、窓を閉めた車内は、この範囲を超える場合があります。
熱くなると、動作が制限される
iPhoneが熱くなりすぎると、本体を守るために、動作が制限される場合があります。Appleのサポートには、熱くなりすぎたiPhoneは、充電が低速になったり、一時停止したりすると書かれています。ロック画面に、「充電保留中」といったメッセージが出ることもあります。通話中に、画面が暗くなったり、動きが重くなったりするのも、温度が上がったときの動作の一つとして、起こりえます。
Appleが案内する、熱を避けるヒント
Appleの案内には、次のようなヒントがあります。
- iPhoneを、0〜35℃の環境で使う
- 直射日光が当たる場所や、晴れた日の車内に、放置しない
- 充電中にiPhoneが熱くなる場合は、ケースを取り外す
LINE通話で熱くなる7つの原因
一覧表
| 原因 | 起こりやすい場面 |
|---|---|
| ビデオ通話の負荷(カメラ、映像処理、エフェクト) | ビデオ通話を長く続けたとき |
| 通信の状態(電波が弱い、モバイル通信、5G) | 外出先、建物の奥 |
| 充電しながらの通話 | 電池が少なくて、つなぎながら話すとき |
| ほかのアプリの同時使用 | 通話しながら、動画やゲームを見る |
| 高温環境、厚いケース | 夏の屋外、日なた、車内 |
| アップデート直後、空き容量不足 | iOSを更新した直後、保存データが多いとき |
| バッテリーの劣化 | 数年使ったiPhone |
1 ビデオ通話の負荷
カメラと映像の処理が、発熱のいちばんの要因です。LINEのビデオ通話では、背景ぼかしや美肌などのエフェクトを使うと、映像に加工の処理が加わります。一般に、画像の加工は、処理の負担を増やします。
2 通信の状態
電波が弱いと、通信を保つために、iPhoneが、より多くの電力を使います。Wi-Fiも、ルーターから遠いと、同じ状態になります。通信が不安定なときの対処は、iOS 27.0.1でWi-Fiが不安定?原因と直し方を解説でも触れています。
3 充電しながらの通話
充電中は、バッテリー自体が熱を出します。そこに、通話の処理の熱が加わると、温度が上がりやすくなります。電池が少なくなると、つなぎながら話したくなりますが、熱が気になるときは、避けたほうが安心です。
4 ほかのアプリの同時使用
通話をしながら、動画を見たり、ゲームをしたりすると、iPhoneの処理が増えます。画面共有を使いながらの通話も、負荷が大きくなる可能性があります。
5 高温環境や、厚いケース
夏の屋外や、日なたでは、iPhoneの温度が上がりやすくなります。厚いケースや、ぴったりしたケースは、放熱を遅らせることがあります。ケースを付けるだけで過熱するわけではないものの、熱がこもりやすい場面では、影響する可能性があります。
6 アップデート直後、空き容量不足
iOSをアップデートした直後は、裏側で、検索用のデータ作りなどの処理が続き、一時的に、熱くなりやすいことがあります。保存データがいっぱいのiPhoneも、動作が重くなる場合があります。容量の整理は、iPhoneの容量がいっぱい!消せないデータを減らす方法で説明しています。
7 バッテリーの劣化
使い込んだバッテリーは、発熱しやすくなる可能性があります。「設定」→「バッテリー」で、バッテリーの状態を確認できます。最大容量が大きく下がっている場合は、バッテリーの交換を、検討してもよい時期かもしれません。
今すぐできる対処法
通話中に熱いと感じたら
通話の途中で、次の順番で試してください。
- ビデオを切る: ビデオ通話の画面で、カメラのアイコンをタップして、映像を止めます。音声だけの通話に、切り替えられます。
- エフェクトをオフにする: LINEのビデオ通話では、画面の「エフェクト」から、背景ぼかしなどを、オフにできます。iPhoneの「コントロールセンター」にも、ビデオ通話中のエフェクトの項目があり、ポートレート表示などを、オフにできます。
- 充電ケーブルを抜く: 充電しながらの通話は、熱を増やします。
- ケースを外す: 熱がこもるのを、防げます。
- 場所を変える: 直射日光や、風通しの悪い場所を避けて、日陰に移ります。
- ほかのアプリを閉じる: 通話と関係ないアプリを、閉じます。
- Wi-Fiに切り替える: 電波が弱いときは、Wi-Fiにつなぎ直すか、電波の強い場所に移ります。
画面の名前や、操作は、iOSやLINEのバージョンによって異なる場合があります。
それでも熱いときは、通話をいったん終える
ここまで試しても、熱さが続くときは、通話をいったん終えて、iPhoneを休ませましょう。温度が下がってから、かけ直すと、安定することがあります。
休ませるときの置き方
直射日光を避けて、風通しのよい日陰に置きます。ケースを外して、背面を、空気にふれさせると、冷めやすくなります。扇風機の、室温の風を当てるのも、ひとつの方法です。
放熱を考えて、ケースを選ぶ
先ほどお伝えしたとおり、厚いケースやぴったりしたケースは、熱がこもる要因になる場合があります。ケースを選ぶときは、デザインや、守る力に加えて、薄さや、風通しも、見てみてください。
2026年10月23日に発売される折りたたみのiPhone Duo向けには、Apple純正の「iPhone Duoケース」があります。価格は14,800円で、マットコーティングを施したポリカーボネートの、薄くて軽い2パーツ構造です。開閉する本体を両側から包み込み、内部のマグネットで、MagSafeやQi2の充電にも対応しています。このケースが、放熱に優れているかどうかは、公式の案内では確認できていません。
Amazonでの取り扱いや在庫は、購入前に、商品のページで確認してください。
やってはいけない冷やし方
冷蔵庫、冷凍庫、保冷剤で急に冷やす
急に冷やすと、iPhoneの内部に、結露(水滴)ができるおそれがあります。急激な温度変化は、故障の原因にもなりえます。冷やすときは、室温で、ゆっくり下げるほうが安全です。
水や氷で、直接冷やす
iPhoneは、防水の機能を備えていますが、水に濡らして冷やす使い方は、想定されていません。水や氷を、直接当てるのは、避けてください。
充電しながら使い続ける
熱いのに、充電しながら使い続けると、さらに温度が上がります。ケーブルを外して、使うのをやめてください。
熱いまま、使い続ける
「高温注意」が出ても、使い続けると、バッテリーの劣化を早める可能性があります。通話の途中でも、温度が気になるときは、いったん中断してください。
熱くなりにくい通話のしかた
通話の前にできること
- 通話の前に、充電を済ませておく(通話中は、ケーブルをつながない)
- iOSとLINEを、最新にしておく
- 空き容量を、確保しておく
- バッテリーの状態を、確認しておく(「設定」→「バッテリー」)
通話の最中にできること
- ビデオ通話では、エフェクトをオフにする
- Wi-Fiの電波が強い場所を選ぶ
- 通話しながら、重いアプリを使わない
- 手で持ち続けず、スタンドなどに立てかける(手に熱が伝わりにくくなります)
- 夏は、エアコンの効いた部屋で通話する
長電話のときは、途中で休む
1時間以上のビデオ通話のときは、途中で、音声通話に切り替えたり、少し休んだりすると、熱が落ち着きます。
バッテリーの設定も見直す
バッテリーの劣化を遅らせる設定は、iPhoneのバッテリーを長持ちさせる設定|充電上限の使い方で説明しています。日常的に、熱くなりやすいと感じる方は、あわせて確認してください。
危険なサインと相談の目安
すぐに使用をやめたほうがいい状態
次のような状態があるときは、通話や充電をやめて、使用を中止してください。
- 触れないほど熱い
- 本体が膨らんでいる、画面が浮いている
- 焦げたような、異臭がする
- 画面に、高温の警告が何度も出て、すぐに熱くなる
相談する目安
通話をしていないときも、熱い状態が続く、バッテリーの減りが急に早くなったという場合は、バッテリーや本体の不具合の可能性があります。Appleサポートや、Apple Store、修理店に、相談してください。
判断に迷うとき
「これは相談するべきか」「どの対処を試せばよいか」と迷うときは、LINEメンバーサポートでご相談いただけます。症状や、試した内容を伺いながら、次に確認する場所をご案内します。
よくある質問(Q&A)
Q1 LINE通話中にiPhoneが熱くなるのは、故障ですか?
故障とは限りません。通話、とくにビデオ通話は、処理と通信の負荷が大きく、熱くなるのは、よくあることです。ただ、触れないほど熱い、膨らんでいるなどの症状があれば、すぐに使用をやめて、Appleに相談してください。
Q2 音声通話でも、熱くなりますか?
なります。ビデオ通話より、熱くなりにくい傾向はありますが、充電しながらの通話や、電波が弱い場所での通話、高温の環境では、音声通話でも、熱くなる場合があります。
Q3 ビデオ通話で、いちばん熱くなりにくい設定はありますか?
公式に、決まった設定は、確認できていません。一般的には、エフェクトをオフにする、Wi-Fiの電波が強い場所で使う、充電しながら使わない、ケースを外す、といった工夫が、熱を抑えることにつながります。
Q4 「高温注意」が出ました。どうすればいいですか?
使うのをやめて、直射日光を避けた、風通しのよい場所に置き、ケースと充電ケーブルを外して、温度が下がるのを待ってください。表示が消えれば、通常どおり使えるようになる場合が多いです。
Q5 新しいiPhoneなのに、熱くなります。
買ったばかりのiPhoneは、データの復元や、検索用のデータ作りなど、裏側の処理が続き、数時間から数日、熱くなりやすい場合があります。落ち着くかを、様子を見てください。続くときは、LINEメンバーサポートにご相談ください。
Q6 バッテリーを交換すれば、熱くならなくなりますか?
バッテリーの劣化が、原因の一つなら、改善する可能性があります。ただ、通話の負荷や、通信の状態など、ほかの原因が重なっている場合もあります。まずは、「設定」→「バッテリー」で、バッテリーの状態を確認してください。
まとめ
LINE通話でiPhoneが熱くなるのは、通話の処理と通信が、続けて動いているためで、よくあることです。ビデオ通話では、特に、負荷が大きくなります。
- 原因: ビデオ通話の負荷、通信の状態、充電しながらの通話、ほかのアプリ、高温環境やケース、アップデート直後、バッテリーの劣化
- 温度の目安: Appleは、0〜35℃の環境での使用を案内している
- すぐやること: ビデオを切る、エフェクトをオフ、充電ケーブルを抜く、ケースを外す、日陰で休ませる
- やってはいけないこと: 冷蔵庫や保冷剤で急に冷やす、水や氷を直接当てる、充電しながら使い続ける
- 予防: 通話の前に充電を済ませる、Wi-Fiを使う、iOSとLINEを最新にする、長電話は休みを挟む
- 危険なサイン: 触れないほど熱い、膨らみ、異臭があるときは、すぐに使用をやめて、Appleに相談する
まずは、通話中に熱いと感じたら、ビデオを切り、充電ケーブルとケースを外すところから、試してみてください。


