2022年9月にiOS16がリリースされてから、矢継ぎ早にセキュリティの脆弱性などが見つかりアップデートを繰り返し2023年5月には緊急アップデートiOS16.4.1(a)がリリースされ早くも2023年5月19日にはiOS16.5がリリースされております。
そんな中でもiOS16.5にアップデートした直後にiPhoneが圏外になったと言う相談がテックスタイルchのLINEサポートにあったので今回、最新の記事という事で本当にiOS側の問題なのか?改善方法をお伝えしたいと思います。
iOS16.5アップデート後に圏外になったユーザーの特徴
- 格安SIMでiPhoneを利用している
- 楽天モバイルを利用している
- iPhone12以降のモデルへ機種変更したのちキャリアでSIMカードの変更していない
- 単純にSIMカードの故障
格安SIMでiPhoneを利用している
日本国内では3大キャリアau,ドコモ,ソフトバンク、そしてAppleサポートの対象にもなった楽天モバイルがありますが、それ以外の格安SIMの契約をしているユーザーで圏外になってしまうケースはあります。
この場合の解決方法は格安SIMの提供元(契約会社)プロファイルを削除し改めてプロファイルの再登録を実行していただく事で解決できる可能性が高いです。
楽天モバイルを利用している
テックスタイルchの視聴者の方でLINE相談者の多くは楽天モバイルの契約者が多くiOS16.5アップデートしたらiPhoneが圏外になったと言う内容でした。
この改善方法も上記の”格安SIMでiPhoneを利用している”と同様に楽天モバイルの初期設定の際、プロファイルの再登録を行っていただく事で改善報告が来ておりますので、もしiPhoneが圏外になった言うユーザーの方は、これらの作業を行ってみて下さい。
ただし楽天モバイルの場合、通信障害や通信エリアなどの影響も十分に考えられますので、その場合は楽天サポートへお問い合わせ下さい。
iPhone12以降のモデルへ機種変更したのちキャリアでSIMカードの変更していない
この相談も何件がありましたが、意外と知られていない情報だと思います。現在のiPhone14モデルでは当たり前の様に5G通信ですがiPhoneのモデルで初めて実装されたのがiPhone12モデルからです。
そして5Gモデルに関してはキャリアごとに情報が異なるのですが、下記の内容を参考にして下さい。
ドコモ:これまでのSIMカードを、そのままiPhone12以降のモデルでもSIMカードを挿せば利用できる様ですがドコモ側としては5G契約は必須とありますが、そのままでも利用できたとしても保証しないと言う微妙なニュアンスです。
au:auさんは、iPhone12以降のモデル5G対応モデルの場合は必ずSIMカードの再契約(5G契約)をしなければなりません。でなければiPhoneが圏外になる可能性があります。今回の相談者の方もauでキャリア契約をしておりiPhoneXsmaxからiPhone13Proに機種変更したのちに5G対応の契約をしていない事が理由でiPhoneが圏外になったと言う事でした。ですからiOS16.5の問題では無いと言うことになります。
ソフトバンク:ソフトバンクでは、これまでのSIMカードをiPhone12モデル以降でも普通に挿しても通常通りiPhoneの利用は可能です。これは私自身がソフトバンクでiPhoneXsmaxから利用していたSIMカードを現在、iPhone13Promaxに差し込んでも全く問題なく利用できております。ただし5G通信は当然ながら利用できません。
上記のキャリア情報は今後変更される可能性もあります。
まとめ
SIMカードが故障しているのか目で見てもわからないと思います。そこでSIMカードが故障している不具合を起こしている簡単に見極める方法があります。
知人・友人・家族でiPhone所有している方でもOKです。またはご自身が過去に利用していたiPhoneが手元にあるのであれば、それらのiPhoneにSIMカードを挿し替えてみて下さい。
全く別の端末に挿しても同じ様にiPhoneが圏外になっていると言う事は可能性としてSIMカードに原因がある=故障している可能性が高いと言うことになります。