はじめに
近年、iPhoneユーザーの間で2ファクター認証に中国からの不正アクセスが急増しています。この現象は、セキュリティリスクを高めるだけでなく、個人情報の漏洩や不正利用のリスクを伴います。本記事では、この不正アクセスの原因とその対策についてテックスタイルchが詳しく解説し、iPhoneのセキュリティを強化する方法を紹介します。
あたふた😨😨😨えーー!!!!!!
— 🐥yuripon🐥雑食中 (@yuri_R_K) July 18, 2024
何事!中国🇨🇳??なんなの?
乗っ取り?こわ😨
初めてなんだけどー😇AppleID変更した方がいいって書いてあったからしたけど。他何したらいいの?笑
機械音痴やねーん
やめてーーー! pic.twitter.com/T4CN7LVHMK
appleIDが誰かにになりすまされ所在地が「中国」に変更された。
— 謝名利山 (@oldisland1211) July 20, 2024
支払先の登録をしていなかったので特に被害はなかったが、見ず知らずのMacBookが新しくデバイス登録されてた。もちろん、即修正。皆様お気をつけて
中国からの不正アクセスの背景
インターネット環境の変化
インターネットの普及に伴い、世界中でインターネットを介した攻撃が増加しています。特に、中国は技術力の高いハッカー集団が多く存在し、彼らは高度な手法を用いて不正アクセスを試みます。またダークウェブ等で個人情報の売買が行われておりAppleIDのアドレス等は高価な金額で販売されております。
iPhoneの普及
iPhoneは世界中で使用されており、その人気ゆえにターゲットになりやすいです。中国のハッカーは、膨大な数のiPhoneユーザーを狙うことで、より多くの情報を盗むことが可能になります。
セキュリティの盲点
多くのユーザーが2ファクター認証を利用しているものの、その設定や管理が不十分である場合、ハッカーに狙われやすくなります。例えば、同じパスワードを複数のサービスで使い回すことや、簡単なパスワードを使用することがリスクを高めます。
不正アクセスの原因
フィッシング攻撃
フィッシング攻撃は、ユーザーを騙して個人情報を取得する手法です。メールやメッセージを通じて偽のリンクを送り、ユーザーがそこにアクセスしてログイン情報を入力すると、ハッカーにその情報が渡ります。近年、流行した宅配業者を装ったSMSメッセージがAppleIDが乗っ取られるフィッシング詐欺として有名である。
パスワードの使い回し
同じパスワードを複数のサイトで使い回すことは、セキュリティリスクを高めます。一つのサイトがハッキングされると、他のサイトも同様に危険にさらされます。
弱いパスワード
簡単なパスワードや推測しやすいパスワードを使用すると、ハッカーに突破されやすくなります。パスワードは複雑で長いものを使用することが推奨されます。
ソフトウェアの脆弱性
古いソフトウェアや未更新のアプリケーションには、セキュリティの脆弱性が存在します。これを利用してハッカーが不正アクセスを行うことがあります。iOSのバージョンは可能な限り最新な状態にしておくと良いでしょう。
不正アクセスを防ぐための対策
強力なパスワードを使用する
パスワードは、英数字や特殊文字を組み合わせた複雑なものを使用しましょう。また、同じパスワードを複数のサービスで使い回さないようにしてください。氏名や誕生日などは控えた方が良いでしょう。
フィッシングメールに注意する
不審なメールやメッセージを受け取った場合は、リンクをクリックせず、送信元の正当性を確認してください。公式サイトに直接アクセスして、アカウント情報を確認するのが安全です。
ソフトウェアを最新の状態に保つ
iOSやアプリケーションは常に最新のバージョンにアップデートしましょう。セキュリティパッチが適用されることで、脆弱性が修正されます。
二段階認証(2ファクター認証)を設定する
二段階認証は、ログイン時に追加の確認コードを要求することでセキュリティを強化します。設定方法は以下の通りです。
- iPhoneの設定アプリを開く
- 「Apple ID」を選択
- 「パスワードとセキュリティ」をタップ
- 「二段階認証」をオンにする
不正アクセスが発生した場合の対処法
パスワードを変更する
不正アクセスが疑われる場合は、すぐにパスワードを変更しましょう。特に、同じパスワードを使い回している場合は、他のサービスのパスワードも変更する必要があります。また1回でも身に覚えのない2ファクター認証画面が表示されたユーザーはAppleIDとパスワード情報が漏洩(流出)している事は確定しておりますので必ずパスワード変更は行いましょう。
二段階認証(2ファクター認証)を再設定する
二段階認証の設定を見直し、必要に応じて再設定しましょう。確認コードの受信方法を変更することで、さらにセキュリティを強化できます。
Appleサポートに連絡する
深刻な場合や自分で対処できない場合は、Appleサポートに連絡しましょう。迅速な対応が求められます。またAppleへフィッシング詐欺メールの通報もしておきましょう。
万が一、不正アクセスを試みたメールやメッセージが確認された場合は、該当メールをAppleに転送する事でAppleも認識する事ができます。Apple を装った疑わしいメールを受信した場合は、そのメッセージを reportphishing@apple.com に転送してください。
Apple公式フィードバック:https://support.apple.com/ja-jp/102568
デバイスの初期化
最悪の場合、デバイスを初期化して、すべてのデータを削除することが必要になるかもしれません。この場合は、事前にバックアップを取っておくことが重要です。
まとめ
iPhoneの2ファクター認証に対する不正アクセスは、セキュリティを脅かす深刻な問題です。しかし、適切な対策を講じることで、そのリスクを大幅に減らすことができます。強力なパスワードの使用、フィッシングメールへの注意、ソフトウェアの更新、二段階認証の設定、セキュリティアプリの活用など、日常的なセキュリティ意識を高めることで、iPhoneの安全を確保しましょう。
AppleIDが第三者に乗っ取られたり、(キャリア決済)不正利用された場合は下記の記事を参考にして下さい。