Appleは(日本時間)2024年9月17日にリリースされたiPadOS 18ですが、AppleはM4チップを搭載するiPad Pro向けに配信を停止するという異例の対応を取っています。多くのユーザーがアップデート後に文鎮化、つまり端末が動作しなくなるという深刻な問題に直面したためです。
この記事では、M4 iPad Proで発生した問題の詳細、他のiPadモデルへの影響、Appleの対応策、そして今後の展望についてテックスタイルchが解説します。
iPadOS 18の問題の背景
iPadOS 18は多くの新機能を備え、ユーザー体験を向上させる予定でしたが、M4チップを搭載するiPad Proモデルでは深刻な不具合がテックスタイルchに報告されています。具体的には、アップデート中に端末が突然動作を停止し、再起動もできない「文鎮化」状態に陥るケースが複数報告されました。この現象は一部のユーザーの間で確認され、AppleのサポートセンターやGenius Barでも対応が行われています。
文鎮化の原因と対応策
現時点で、Appleから公式な声明は出されていませんが、問題はM4チップを搭載したモデルに限定されているとされています。Redditなどのオンラインコミュニティでは、アップデートの途中で画面が真っ暗になり、そのまま電源が入らなくなる報告が相次いでいます。Genius Barのスタッフは、該当のデバイスを交換対応しているケースもあるようです。
しかし、他のiPadモデル、例えばM1やM2を搭載したデバイスには同様の不具合が見られないため、これらのモデルは引き続きiPadOS 18の提供が行われています。万が一他のiPadモデルでも同様の問題が発生しているユーザーの方は情報提供お願いします。
他のiPadモデルへの影響は?
今回の配信停止措置は、M4チップを搭載するiPad Proに限定されているようです。他のモデル、例えばM1やM2を搭載したiPad ProやiPad Air、iPad miniなどは問題なくアップデートが提供されています。
Appleの対応と今後の展開
Appleは現在、問題の原因を究明し、修正に向けた対応を進めているものの、具体的な修正の時期については明言されていません。問題が解決されるまでの間、M4チップを搭載するiPad Proユーザーは、アップデートを控えるか、既に不具合に見舞われた場合はApple Storeで修理や交換を依頼することが推奨されています。
Appleの迅速な対応が期待されており、今回のトラブルに対するパッチが公開され次第、再度iPadOS 18の配信が再開される見通しです。これにより、M4 iPad Proユーザーも安全に新しいOSを利用できるようになるでしょう。
ユーザーの対策と注意点
もしあなたがM4チップを搭載したiPad Proを所有している場合、以下の点に注意することが重要です:
- iPadOS 18のアップデートを控える:現在、AppleはM4モデル向けにiPadOS 18の配信を停止しているため、アップデート通知が来た場合でも実行しないようにしてください。
- 文鎮化した場合の対応:すでに文鎮化してしまった場合、最寄りのApple Storeや正規サービスプロバイダに持ち込み、修理や交換の対応を依頼しましょう。現時点では、問題が発生したユーザーに対して交換対応が行われているケースもあります。
- 今後のアップデートに注目:Appleが問題を修正したパッチをリリースするまで、M4モデルを使用しているユーザーは引き続き慎重な対応が求められます。今後のアップデート情報やAppleの公式発表を確認することが重要です。
まとめ
AppleがM4チップを搭載したiPad Pro向けのiPadOS 18の配信を一時停止したことは、多くのユーザーにとって大きな驚きでした。しかし、他のモデルには影響がないため、今回の問題はM4チップに関連する特有の問題である可能性が高いです。Appleは迅速な修正を進めており、今後のアップデートが期待されています。
iPadOS 18の正式な再配信までの間、ユーザーはアップデートを控え、問題が発生した場合は速やかにAppleのサポートに連絡することが推奨されます。現在テックスタイルchにおいて該当の問題が発生したM4iPad Proをリカバリーモード(初期化)を実行しても改善はされませんでした。