iPadどのモデルを選ぶ?型落ちでも問題ない?|2026年版
iPadを買おうとして、お店やAppleのサイトを見て、手が止まった経験はありませんか。無印のiPad、iPad mini、iPad Air、iPad Pro。名前は似ていて、価格は7万円台から20万円台まで広がっています。「最新じゃなくて、少し前のモデルでも大丈夫なのか」と、迷う方も多いと思います。
加えて、2026年6月25日にはiPad全モデルの価格が引き上げられ、「型落ちを狙うほうが得なのか」という疑問も出てきました。中古の相場も、思ったほど安くないことがあります。
この記事では、初心者の方に向けて、2026年10月時点で買える現行のiPadの違いと価格、型落ちiPadを選んでよいかの判断基準を、順番に説明します。YouTubeチャンネルのテックスタイルchでも、Apple製品の選び方を動画で取り上げています。画面を見ながら比べたい方は、あわせてご覧ください。
価格や仕様は、2026年10月11日時点で確認できた情報です。変更される場合があるので、購入前にAppleの公式ページも見ておいてください。
まず結論:迷ったらこの順番で考える
用途からの早見表
| こんな使い方 | 候補になるモデル |
|---|---|
| 動画、ネット、電子書籍が中心。まず1台目 | iPad(A16) |
| 持ち歩いて、マンガやメモに使いたい | iPad mini(A17 Pro) |
| 勉強、仕事、軽いイラストまで幅広く | iPad Air(M4) |
| 本格的なイラスト、動画編集、仕事で長く使う | iPad Pro(M5) |
型落ちでも問題ないかの目安
型落ちでも問題ない人は、動画視聴やネット、電子書籍が中心で、最新のAI機能(Apple Intelligence)に、こだわりがない人です。反対に、数年間使い続けたい人や、AI機能やApple Pencil Proを使いたい人は、新しめのモデルを選んだほうが安心です。
大事なのは、型落ちの「年式」ではなく、iPadOS 27に対応しているかどうかです。この点は、後の章で説明します。
値上げ後は、安い選択肢が減っている
2026年6月25日の価格改定で、現行モデルはどれも値上がりしました。型落ちを選んでも、思ったほど差が出ない場合があります。まずは、現行モデルの価格を確認しましょう。
2026年10月時点で買える現行iPad4シリーズ
一覧表
Appleが販売している現行のiPadは、4シリーズです。価格は、2026年6月25日の改定後の、Wi-Fiモデルの税込の最小構成です。
| モデル | 画面 | チップ | 最小構成の価格 | 発売時期 |
|---|---|---|---|---|
| iPad(A16) | 11インチ | A16 | 74,800円(128GB) | 2025年3月 |
| iPad mini(A17 Pro) | 8.3インチ | A17 Pro | 99,800円(128GB) | 2024年10月 |
| iPad Air(M4)11インチ | 11インチ | M4 | 129,800円(128GB) | 2026年3月 |
| iPad Air(M4)13インチ | 13インチ | M4 | 169,800円(128GB) | 2026年3月 |
| iPad Pro(M5)11インチ | 11インチ | M5 | 209,800円(256GB) | 2025年10月 |
| iPad Pro(M5)13インチ | 13インチ | M5 | 269,800円(256GB) | 2025年10月 |
iPad(A16):いちばん手頃な、基本のiPad
画面は11インチで、価格はいちばん手頃です。動画視聴やネット、電子書籍、オンライン授業といった、普段の使い方なら、十分に動きます。Apple Pencilは、Apple Pencil(USB-C)に対応し、Apple Pencil Proには対応していません。後の章で説明するApple Intelligenceにも、対応していません。
iPad mini(A17 Pro):片手で持てる、小さなiPad
画面は8.3インチで、幅は約134.8mmです。小さなバッグにも入るので、持ち歩きたい人に向いています。Apple Pencil Proに対応し、Apple Intelligenceも使えます。画面が小さいので、資料の閲覧や、長時間の作業には向きません。
iPad Air(M4):迷ったときの、バランス型
11インチと13インチから選べます。M4チップとメモリ12GBを備え、Wi-Fi 7に対応しています。Apple Pencil Proにも対応します。重さは、11インチで約464g、13インチで約616gです。ひとつ前のM3モデルとの違いは、メモリ(8GBから12GBへ)とWi-Fi 7、Bluetooth 6への対応など、限られた点だけです。
iPad Pro(M5):最上位モデル
11インチと13インチから選べます。120Hzの滑らかな表示(ProMotion)に対応した、高画質のディスプレイを備えています。動画編集や、本格的なイラスト制作、仕事で長く使いたい人向けです。価格は、20万円を超えます。普段使いだけなら、Airで足ります。
値上げ後の価格事情を知っておく
2026年6月25日の価格改定
Appleは、2026年6月25日に、iPadとMacなどの日本での販売価格を引き上げました。報道によると、背景には、メモリやストレージの価格の高騰があるとされています。モデルごとの変化は、次のとおりです。
| モデル | 改定前 | 改定後 |
|---|---|---|
| iPad(A16)128GB | 58,800円 | 74,800円 |
| iPad mini 128GB | 78,800円 | 99,800円 |
| iPad Air 11インチ 128GB | 98,800円 | 129,800円 |
| iPad Air 13インチ 128GB | 128,800円 | 169,800円 |
| iPad Pro 11インチ 256GB | 168,800円 | 209,800円 |
| iPad Pro 13インチ 256GB | 218,800円 | 269,800円 |
上位のモデルほど、上げ幅が大きい
上げ幅は、iPad(A16)で16,000円、iPad Airで31,000円、iPad Proで41,000円です。無印のiPadは、過去最高の価格になりました。
これからの値動き
今後の価格がどうなるかは、はっきり言えません。為替やメモリの価格しだいで、再び変わる可能性はあります。急いで必要な人は、今の価格を前提に考えてください。待てる人は、年末のセールなどで、販売店の価格が下がるかを見る方法もあります。
買う場所で価格が変わる
AmazonなどのECサイトや家電量販店では、Appleの公式価格より安く買えることがあります。ポイント還元も含めて、複数の店で比べてみてください。
型落ちiPadでも問題ない?判断する5つのポイント
ポイント1 iPadOS 27に対応しているか
型落ちを選ぶうえで、いちばん大事な確認です。iPadOS 27は、2026年9月15日に配信が始まりました。対応しているのは、次のモデルです。
- iPad(第9世代)以降、iPad(A16)を含む
- iPad mini(第6世代)以降
- iPad Air(第4世代)以降
- iPad Pro 11インチ(第2世代)以降
- iPad Pro 12.9インチ(第4世代)以降
今回、サポートが終わったのは、iPad(第8世代)、iPad mini(第5世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Pro 11インチ(第1世代)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)の5モデルです。
「去年まで最新OSに上がれた」モデルが外れた
この5モデルは、どれもiPadOS 26までは、対応していました。つまり、去年まで最新のOSを使えていた人が、今年から使えなくなったことになります。Appleは、何年間サポートするかを、あらかじめ約束していません。型落ちを買うときは、「今使えるか」に加えて、「あと何年使えそうか」を考えておくと、安心です。
目安は「発売から数年」
2020年に発売されたA12系のチップのモデルが、今年のiPadOS 27で対象から外れています。中古で買うときは、あまり古いものは避けて、できるだけ新しいチップのものを選ぶほうが、長く使えます。
ポイント2 Apple Intelligenceに対応しているか
Apple Intelligenceは、文章の要約、画像の生成、Siriの強化など、AIを使った機能の総称です。使えるのは、M1チップ、またはA17 Pro以降のチップを搭載したiPadです。
iPad(A16)は、この条件に含まれていないため、Apple Intelligenceを使えません。iPad mini(A17 Pro)と、iPad Air(M1以降)、iPad Pro(M1以降)は、対応しています。AIの機能を使いたい人は、この点を確認してから、選んでください。
ポイント3 Apple Pencilが使えるか
イラストやメモに使うなら、Apple Pencilの対応も確認します。iPad(A16)は、Apple Pencil Proに対応していません。iPad mini(A17 Pro)とiPad Airは、Apple Pencil ProとApple Pencil(USB-C)の両方に対応しています。型落ちの中古を選ぶときは、第1世代のApple Pencilにしか対応していないモデルもあるので、手持ちのペンが使えるかを確認してください。
ポイント4 通信の規格とバッテリー
iPad Air(M4)は、Wi-Fi 7に対応しています。iPad(A16)やiPad miniは、それより前の規格です。お使いのWi-Fiルーターが、Wi-Fi 7に対応していなければ、差を感じない場合が多いです。
中古のiPadは、バッテリーが劣化していることがあります。「バッテリーの状態」が表示されている店や、保証がついている店を選ぶと、安心です。
ポイント5 保証とサポート
新品のiPadには、Appleの1年間の限定保証が付きます。Appleの認定整備済製品も、1年間の保証がついた、Appleが点検・整備した製品です。一方、中古品には、店ごとに異なる保証があります。購入前に、保証の期間と範囲を確認してください。
迷ったときの相談先
古いiPadが、iPadOS 27に対応しているか分からないときや、購入前に迷うときは、LINEサポートでご相談いただけます。お使いの機種や用途を伺いながら、選び方を一緒に整理します。
どのiPadでも使えるペンを用意する
イラストやメモを使うなら、Apple Pencilが役立ちます。Apple Pencil(USB-C)は、現行の4シリーズのiPadで使えます。無印のiPad(A16)でも使えるので、まず1本ほしい人には、選びやすいモデルです。
Apple Pencil Proは、握る、ふるといった操作に対応した上位モデルですが、iPad(A16)では使えません。購入するときは、お使いのiPadが、どちらのPencilに対応しているかを、必ず確認してください。
型落ちiPadの選択肢:どこで買う?
選択肢は3つ
型落ちのiPadを買う方法は、おもに3つあります。
| 方法 | 特徴 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|
| Appleの認定整備済製品 | Appleが点検・整備。1年間の保証つき | 在庫や種類が限られる |
| 家電量販店やECの旧モデルの新品 | 新品。ポイント還元がある場合も | 在庫限り。価格が変わる |
| 中古販売店・フリマ | 価格に幅がある | 状態、保証、バッテリーの差が大きい |
中古の相場は、思ったほど安くない
ある中古販売サイトの相場(2026年10月8日更新、128GBの場合)は、次のとおりでした。
| モデル | 中古相場 |
|---|---|
| iPad 第11世代(A16) | 約75,030円 |
| iPad mini 第7世代 | 約81,450円 |
| iPad Air 11インチ 第6世代(M2) | 約94,550円 |
| iPad Pro 11インチ 第4世代 | 約105,810円 |
| iPad Pro 12.9インチ 第6世代 | 約119,210円 |
iPad(A16)の中古は、新品の公式価格(74,800円)と、ほぼ同じです。値上げのあとは、新品の価格が上がった分、中古の相場も上がっています。1店の相場だけで、全体が決まるわけではありませんが、中古なら必ず安いとは限りません。
新品の旧モデルを狙うなら
iPad Airは、M3とM4で、違いが限られます。M3モデルは、メモリ8GB、Wi-Fi 6Eで、M4モデルは、メモリ12GB、Wi-Fi 7です。販売店に、M3モデルの新品が、お得な価格で残っているなら、候補になります。価格差と、使い方を見て、決めてください。
避けたいもの
iPadOS 27の対象から外れたモデルは、これから買うのには向きません。具体的には、iPad(第8世代)以前、iPad mini(第5世代)以前、iPad Air(第3世代)以前、iPad Pro 11インチ(第1世代)、iPad Pro 12.9インチ(第3世代)以前です。
型番の確認方法
中古を買うときは、「iPad(第○世代)」や「iPad Air(第○世代)」といった名前だけでなく、チップの名前も確認してください。同じ「iPad Air」でも、世代によってチップが違います。
用途別のおすすめ
一覧表
| 用途 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 動画、ネット、電子書籍 | iPad(A16) | 価格を抑えつつ、十分に動く |
| 授業、ノート、オンライン学習 | iPad(A16)またはAir | 予算に余裕があれば、Pencil Proに対応するAir |
| マンガ、読書、持ち歩き | iPad mini | 軽くて小さい。片手で持ちやすい |
| ゲーム | iPad Air以上 | 重いゲームは、処理性能に余裕のあるモデルが安心 |
| イラスト | iPad AirまたはPro | Pencil Pro対応。大きな画面が使いやすい |
| 動画編集、仕事 | iPad Pro | 高い処理性能と、高画質のディスプレイ |
画面サイズの考え方
11インチ前後は、ノートや文書を読み書きするのにちょうどよい大きさです。8.3インチは、片手で持てる軽さが魅力ですが、細かい作業には向きません。13インチは、作業向きですが、重くなります。持ち運びの頻度で、選んでください。
学割や学生向けの価格
学生や教職員向けの価格が用意されている場合があります。購入前に、Appleの公式ページで、対象と価格を確認してみてください。
ストレージ容量の選び方
128GBで足りる人、足りない人
iPad(A16)は、128GBから選べます。256GBは、81,800円からで、128GBとの差は7,000円です。動画の保存やゲームのアプリを多く入れる人は、256GBも候補です。
あとから増やせない
iPadの容量は、購入後に増やすことができません。足りなくなったら、iCloudや外付けのストレージで補うことになります。不安なら、1つ上の容量を選んでおくと、安心です。
使い方の目安
ネット、動画の視聴、電子書籍が中心なら、128GBで足ります。写真や動画を多く撮る、ゲームを多く入れる、イラストのデータを保存する人は、256GB以上をおすすめします。
買う前に確認すること
新型のiPad miniの噂
新型のiPad mini(有機ELディスプレイ搭載)が、2026年10月ごろに出るという海外メディアの報道があります。2026年10月11日時点で、Appleの発表は確認できていません。iPad miniを検討している人は、新型iPad mini(OLED)は10月に出る?現行A17 Proを買う前の確認ポイントも、あわせて見てください。
iPhoneとの組み合わせ
iPad miniは、iPhoneの大画面モデルや、2026年10月23日に発売されるiPhone Duoと、使い分けを比べる人も多いです。【10月23日発売】iPhone DuoとiPad miniを比較では、画面、重さ、価格、使い道を比べています。
別売りのものを確認する
Apple PencilやMagic Keyboardなどは、別売りです。使う予定があるなら、予算に含めて考えてください。
Wi-FiモデルかWi-Fi + Cellularモデルか
外出先でも、iPad単体で通信したいなら、Wi-Fi + Cellularモデルです。ただ、iPhoneのテザリング(iPhoneの通信を、iPadで共有する機能)を使える人は、Wi-Fiモデルで足りる場合が多いです。
よくある質問(Q&A)
Q1 初めてのiPadは、どれがおすすめですか?
動画、ネット、電子書籍が中心なら、iPad(A16)が、価格と性能のバランスが取れています。勉強や仕事にも使いたい、イラストもしたいなら、iPad Airも候補です。予算と使い方で、選んでください。
Q2 型落ちのiPadでも、問題なく使えますか?
使い方によります。iPadOS 27に対応しているモデルなら、動画視聴やネット、電子書籍の用途は、問題なく使える場合が多いです。ただ、Apple Intelligenceや、Apple Pencil Proを使いたいなら、対応しているモデルかを、先に確認してください。
Q3 今使っているiPadは、いつまで使えますか?
Appleは、サポートの年数を、約束していません。2026年のiPadOS 27では、2020年ごろ以前のモデルが、サポートから外れました。お使いのiPadが、iPadOS 27に対応しているかを、「設定」→「一般」→「情報」で、機種を確認して、この記事の対応表と比べてください。迷うときは、LINEサポートにご相談ください。
Q4 iPad(A16)はApple Intelligenceに対応していますか?
対応していません。Apple Intelligenceが使えるのは、M1チップ、またはA17 Pro以降のチップを搭載したiPadです。AIの機能を使いたい人は、iPad mini(A17 Pro)や、iPad Air、iPad Proが候補です。
Q5 中古のiPadは、安く買えますか?
必ず安いとは言えません。値上げのあとは、新品の価格とほとんど変わらない中古も出ています。新品の価格や、認定整備済製品の価格とあわせて、比べてください。保証の有無や、バッテリーの状態も、確認が必要です。
Q6 待てば安くなりますか?
はっきりとは言えません。新しいモデルが出ると、旧モデルが安くなることはありますが、部品の価格が上がっている状況では、新しいモデルが高くなる可能性もあります。急ぐ事情がなければ、年末のセールを見る方法もあります。
まとめ
iPad選びで大事なのは、最新かどうかではなく、使い方に合っていて、今のOSに対応しているかどうかです。
- iPad(A16): 74,800円から。普段使いなら十分。Apple Intelligenceには非対応
- iPad mini(A17 Pro): 99,800円から。持ち歩き向け。Apple Intelligenceに対応
- iPad Air(M4): 129,800円から。迷ったときのバランス型。メモリ12GB
- iPad Pro(M5): 209,800円から。本格的な制作や仕事向け
- 型落ち: iPadOS 27への対応、Apple Intelligence、Apple Pencilの対応、バッテリーと保証を確認する
- 価格: 2026年6月25日の値上げ後は、中古も新品に近い価格のものがある
迷ったときは、まず「何に使うか」を決めてください。そのうえで、必要な機能(AI、Apple Pencil Proなど)に対応しているモデルの中で、予算に合うものを選ぶと、失敗が少なくなります。
画面を見ながら比べたい方は、テックスタイルchの動画もご覧ください。毎日使うiPadが、納得のいく1台になりますように。


