2023年8月19日現在、第三者によるApple ID不正サインインが後を立ちません。iPhoneの画面に、突然2ファクター認証の画面「Apple IDのサインインが要求されました」が表示されるユーザーからの情報提供を頂きましたので対処方法を記載しておきます。
中国からのサインイン要求がユーザーの間で急増
朝起きたら私のiPhoneにも中国の深圳から2ファクタ認証来てた
— 放出産まめ大福 (@hanatensuper) August 19, 2023
急いでパスワード変えたわ
AppleID変えるとなるとiPhoneとiPad2台とMacも変えなあかんから大変……
上記の様に「旧Twitter」Xツイートでも数多くのユーザーの間で2ファクター認証の画面表示「Apple IDのサインインが要求されました」被害が続出しております。
Apple IDの2ファクタ認証の通知がいきなり来たと思ったら場所が中国でした…。
— 長月さくら (@sakura_0926) August 19, 2023
先日情報漏洩した所に登録ないよなぁとか思ってたら1度Webオンリー閲覧の為だけに登録してたのがご指摘で発覚。
メルアドがApple IDと一緒だった為に通知が来たと思います。(パスは違います。)
みんな気をつけてくれ…
情報漏洩が原因!?
この様な海外「中国」からのApple IDサインインの要求は100%不正操作等で手に入れた個人情報と思います。この数ヶ月以内でも日本企業のサーバー等から個人情報が流出した事件はたくさんあります。
直近の個人情報流出について「pictBLand,pictSQUARE,pictSPACE」で情報が流出しており、流出後に今回の様なリスト型攻撃による可能性も否定できない事からユーザーの間では多くの情報発信がなされております。
ただ、利用者以外のユーザーにも今回の中国からのサインイン要求がされている事から、他の企業から流出した個人情報も含めて攻撃している可能性が高いと思われます。
【弊社サービスにおける重要なセキュリティ情報とお詫び】
— pictBLand@BL特化SNS (@pictBLand) August 15, 2023
弊社サービスをご利用いただいている皆様に、大変重要なお知らせとお詫びの言葉を申し上げます。
先日、当サービスのデータベースに不正アクセスが行われ、データベースの情報が第三者によって流出した可能性が判明いたしました。…
Apple IDで使用されているアドレスだけが目的では無いため、悪意のある第三者は一斉操作によりApple IDの適合とパスワードを搾取する行為に至っていると考えられます。
今回の「pictBLand,pictSQUARE,pictSPACE」で情報流出した内容を引用しておきます。
【弊社サービスにおける重要なセキュリティ情報とお詫び】
pictBLand:ログインメールアドレス・ログインパスワード
pictSQUARE:ログインメールアドレス、ログインパスワード、振込先口座情報、配送先住所情報 (弊社サーバーにはクレジットカード情報は含まれておりません)
この件に関して、皆様に多大なる不安とご迷惑をおかけしておりますこと、心より深くお詫び申し上げます。 現在、以下のサイトにてサーバーのダウンを行っております。 ・pictBLand(pictMalFem、pictGLand) ・pictSQUARE また、pictSQUAREにおいては振込先口座情報、配送先住所情報について弊社のほうで削除いたしました。 復旧時期については追ってご連絡いたします。お待たせして申し訳ありません。
pictBLand@BL特化SNS
2ファクター認証が表示される
今回の様にiPhoneの画面にApple IDのサインインの要求が2ファクター認証画面として表示されている場合は安心して操作して下さい。2ファクター認証が作動していると言う事は第三者の人間がApple IDと思われるアドレスを用いたとしてもユーザーが許可しない限り第三者はサインインが出来ない仕組みになっております。
ただし、不用意に2ファクター認証の画面を許可してしまうとApple IDのアカウントが乗っ取られる可能性が非常に高くなります。
Apple IDアカウントが乗っ取られた場合の被害予想
- クレジットカード情報などが漏洩する。
- 身に覚えのない不正請求。
- 銀行系、クレジット系から金銭を搾取される可能性がある。
- 不正課金「アプリ」
- 身に覚えのないサブスク登録がされている。
被害に遭わない為の確認と対処方法
上記の様に不正アクセスがご自身のiPhone画面に2ファクター認証として表示されたと言う事は、あなたのApple IDに使用しているアドレスは第三者に漏洩していると思って下さい。
パスワードまでは漏洩していないと思いますが、今後の危険性を考えると下記の確認と対処方法を検討してみて下さい。
- Apple IDのアドレス変更
- アプリ・サブスク等の購入履歴の確認
- 念の為Apple IDのパスワード変更
- 2ファクター認証が作動していないユーザーは2ファクター認証を有効にする
- 不用意に2ファクター認証を許可してしまった人は、早急にパスワードの変更が可能か?即実行して下さい。
- Apple IDのサインが出来ない場合や購入履歴に身に覚えのないものがある場合はAppleサポートに連絡して対応してもらって下さい。
まとめ
以前から、中国からの不正アクセスはありましたが今回も同様に集中的に、そして一斉に不正操作を仕掛けてくる事は今後も想定されますので注意して下さい。
これまでも、宅配業者を装った不在通知のフィッシング詐欺の被害者も数多くおりましたので、ぜひ皆さんも気をつけて下さい。