iPhoneの通知が遅れる・来ない・2回来る原因と直し方
LINEの返信に気づかなかった。インスタのDMが、アプリを開いてから届いた。逆に、同じ通知が2回鳴って「あれ?」と思った。iPhoneの通知まわりの困りごとは、ひとつの原因とは限らないので、どこから手を付けるか迷いやすいところです。
通知は、iPhoneの設定、アプリの設定、通信の状態、省電力の機能などが重なって届く仕組みです。そのため、順番に確認していけば、原因が見つかることが少なくありません。
この記事では、初心者の方でも迷わないように、症状ごとの切り分けから、全アプリ共通の確認項目、LINEとインスタのアプリ別の確認、そして「2回来る」ときの考え方までをまとめました。YouTubeチャンネルのテックスタイルchでも、iPhoneの困りごとを動画で紹介しています。画面を見ながら進めたい方は、あわせてご覧ください。
最初に症状を3つに分けて考える
「来ない」「遅れる」「2回来る」は別の悩み
通知のトラブルは、大きく3つに分けられます。どれに当てはまるかで、見る場所が変わります。
| 症状 | まず疑うところ |
|---|---|
| 通知が来ない | 通知の許可、集中モード、アプリ側の通知設定 |
| 通知が遅れる・開くと届く | 集中モード、低電力モード、バックグラウンド更新、通信状態 |
| 通知が2回来る | 他の端末への通知、アカウントの数、アプリの不具合 |
「アプリを開くと届く」は遅れのサイン
LINEやインスタを開いた瞬間に、メッセージがどっと届く。この場合は、通知が来ないのではなく、遅れている可能性が高いです。アプリがバックグラウンド(見えていない裏側)で動けない状態になっていないかを、確認してみてください。
特定のアプリだけか、すべてのアプリか
LINEだけが遅れるのか、メールもメッセージも遅れるのかも、大事な手がかりです。すべてのアプリで起きるなら、iPhone本体の設定や通信が原因のことが多いです。特定のアプリだけなら、そのアプリの設定を先に見ます。
全アプリ共通:iPhone側で確認する5つの設定
1 アプリの「通知を許可」がオンになっているか
最初に、いちばん基本の確認です。「設定」を開き、「通知」をタップして、対象のアプリを選びます。「通知を許可」がオンになっているかを確認してください。
オンにしたら、通知を表示する場所(ロック画面、通知センター、バナー)も確認します。Appleの案内では、アプリごとに、通知の表示方法やサウンドを選べるとされています。サウンドがオフなら、通知は来ても音が鳴りません。
アップデートのあとに、設定が変わってしまうこともあります。「許可」が入っているのに届かないときは、いったんオフにして、もう一度オンにすると、状態が整う場合があります。
2 集中モードがオンになっていないか
集中モードは、仕事や睡眠の時間などに、通知を静かにする機能です。Appleの案内では、集中モードを使うと、気を散らさないように、iPhoneの通知が遅れて届くとされています。
意図せずオンになっていることもあります。コントロールセンターを開くときに、誤ってタップしてしまうケースです。画面の右上から下に引き下げて、三日月などのマークが光っていないかを確認してください。
「設定」の「集中モード」から、通知を許可するアプリを選ぶこともできます。LINEなど、必ず受け取りたいアプリは、許可するアプリに入れておくと、見逃しを減らせます。
3 低電力モードがオンになっていないか
低電力モードは、バッテリーを長持ちさせるために、iPhoneの動きを控えめにする機能です。このモードでは、バックグラウンドの動きが制限されるため、通知やメールの受信が遅れることがあります。
「設定」→「バッテリー」から、低電力モードがオンになっているかを確認します。画面上部のバッテリーのマークが黄色になっているときも、オンの目印です。通知を急いで受け取りたいときは、いったんオフにして様子を見てください。
4 Appのバックグラウンド更新
バックグラウンド更新は、アプリを開いていない間も、裏で情報を更新する機能です。この機能がオフだと、アプリを開くまで、新着が反映されないことがあります。
「設定」→「一般」→「Appのバックグラウンド更新」を開きます。全体がオフになっていないか、LINEやインスタなどの個別のアプリがオフになっていないかを確認してください。
通信量を抑えたい気持ちから、この設定をオフにしている人もいます。通知を受け取りたいアプリだけは、オンにしておくと、遅れにくくなります。
5 Wi-Fiやモバイル通信の状態
通知は、インターネットを通じて届きます。Wi-Fiやモバイル通信が不安定だと、通知も遅れます。Wi-Fiが弱い場所で、通信が途切れ途切れになっていないかを確認してください。
Wi-Fiを切って、モバイル通信に切り替えるだけで、すぐ届くようになることもあります。逆に、モバイル通信が弱い場所では、Wi-Fiにつなぎ直すと改善する場合があります。最新のiOSにしたあとにWi-Fiが不安定になる問題は、最新iOS 27.0.1アップデート後にiPhoneのWiFiが不安定または接続できない問題について原因や対処法にまとめています。
「時刻指定要約」が原因で、まとめて届くこともある
時刻指定要約とは
通知が決まった時刻に、まとめて届く設定があります。「時刻指定要約」という機能です。Appleの案内では、1日に何度も通知が届いて気が散るのを抑えるために、複数のアプリの通知を、指定した時刻にまとめて表示できるとされています。
設定の確認方法
「設定」→「通知」→「時刻指定要約」を開きます。オンになっている場合は、要約に含まれているアプリを確認してください。LINEなど、すぐに受け取りたいアプリが入っていると、決まった時刻まで、通知が届きません。
要約に入れたくないアプリは、オフにします。要約そのものが不要な人は、「時刻指定要約」をオフにしてください。
症状の見分け方
決まった時刻に、複数のアプリの通知が同時に届くなら、この機能が原因の可能性が高いです。たとえば、朝と夕方の決まった時間に、まとめて通知が来る、といった状態です。
バッテリーの不安を減らして、通知を取りこぼさない
通知が遅れる原因のひとつが、低電力モードでした。外出先でバッテリーが減ってくると、つい低電力モードに頼りたくなります。ただ、そのたびに通知が遅れるのは困ります。
モバイルバッテリーをかばんに入れておくと、バッテリー残量を気にせず、低電力モードに頼らずに済みます。iPhoneの背面に貼り付けるタイプの「MagSafe対応モバイルバッテリー」なら、ケーブルを持ち歩かなくても、移動しながら充電できます。
購入するときは、お使いのiPhoneのMagSafeに対応しているかを確認してください。
LINEの通知が遅れる・来ないとき
LINEアプリ内の通知設定を確認する
iPhone本体の設定に加えて、LINEアプリの中にも、通知の設定があります。LINEを開き、ホームの設定(歯車のマーク)から、「通知」を選びます。通知がオンになっているかを確認してください。
iPhone本体とLINEアプリのどちらかがオフでも、通知は届きません。両方がオンになっているかを、セットで確認するのがコツです。
トークルームごとの通知オフ
特定の人やグループからの通知だけが来ないときは、そのトークルームの通知が、オフになっている可能性があります。トークルームを開き、メニューから、通知の設定を確認します。
うっかりオフにしてしまったまま、忘れていることもあります。通知が来ない相手がいるときは、まずここを見てください。
他の端末でもLINEを使っている場合
パソコンやiPadなど、他の端末でも同じアカウントを使っていると、通知の届き方が変わる場合があります。通知が来ない、あるいは遅れる原因として、他の端末の影響が考えられるときは、他の端末のLINEを、いったん閉じて様子を見てください。
再起動とアップデート
設定に問題が見つからないときは、iPhoneの再起動と、LINEのアップデートを試します。App Storeで、LINEが最新のバージョンになっているかを確認してください。
アプリの再インストールは、最後の手段です。トークの履歴は、バックアップがないと戻せないことがあります。再インストールの前に、LINEのトーク履歴のバックアップが取れているかを、必ず確認してください。
Instagramの通知が遅れる・来ないとき
iPhone本体とアプリ、両方の設定を確認する
Instagramの通知は、iPhone本体の通知設定がオンで、さらにInstagramアプリの通知設定もオンになっていないと届きません。まず、「設定」→「通知」→「Instagram」で、「通知を許可」がオンになっているかを確認します。
次に、Instagramアプリを開き、プロフィールのメニューから、「設定とアクティビティ」→「通知」へ進みます。ここで、DMやコメントなど、受け取りたい通知がオンになっているかを確認してください。項目名や位置は、アプリのバージョンによって変わる場合があります。
DMの通知だけ来ないとき
DMの通知だけが来ないときは、そのチャットを、ミュート(通知を止める設定)にしていないかを確認します。受信箱を開き、相手の名前をタップして、ミュートの設定をオフにします。
解決しないときは、アプリから問題を報告する
設定を見直しても通知が届かないときは、Instagramの不具合の可能性もあります。アプリの「設定とアクティビティ」から、ヘルプの項目を開き、「問題を報告」を選んで、状況を伝える方法があります。
アプリのアップデートや、Instagram側の対応で、直る場合もあります。しばらく様子を見るのもひとつの方法です。
通知が2回来るときの確認ポイント
原因はひとつに決めつけられない
「LINEやインスタの通知が、2回来る」という悩みには、原因をひとつに決められる公式の情報は、見つけられませんでした。そのため、ここでは、確認しやすいポイントを順番に紹介します。
確認1 他の端末にも同じアカウントでログインしていないか
iPadや、ほかのスマートフォンで、同じアカウントにログインしていると、それぞれの端末に通知が届きます。通知が2回来たように見えて、実は別の端末に届いた通知が、同時に鳴っている場合があります。
同じ場所に2台の端末を置いているときは、鳴り方を比べてみてください。
確認2 アカウントを複数使っていないか
同じアプリに、複数のアカウントを追加している場合、アカウントごとに通知が届きます。たとえば、同じ人から、2つのアカウントにメッセージが来ていると、2回通知が来ます。
アカウントを切り替えて、それぞれの通知設定を確認してみてください。
確認3 アプリとiOSを最新にする
アプリの不具合で、通知が重複することもあります。App Storeでアプリの更新を確認して、最新にします。iOSも、「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」で、最新かどうかを確認してください。
確認4 通知のグループ化の設定
iPhoneには、通知をまとめて表示する、「通知のグループ化」の設定があります。アプリごとにまとめる、自動でまとめる、オフにする、の3つから選べます。まとめ方を変えると、通知の見え方が変わります。
2回来たのではなく、同じ通知が、別の形で表示されているだけの場合もあります。
確認5 再ログイン
ここまでで解決しないときは、そのアプリで、いったんログアウトして、ログインし直します。通知の登録がやり直されて、重複が止まる場合があります。ログインの情報を、忘れていないかを確認してから進めてください。
サイトでは、インスタの通知が2回来る件を、別の記事でも取り上げています。症状が当てはまる方は、iPhoneの通知が2回来るときの原因と対処法も、あわせてご覧ください。
それでも直らないときに試す順番
手軽な順に進める
ここまでの設定を確認しても直らないときは、次の順番で試します。手軽で影響の少ないものから進めてください。
- iPhoneを再起動する
- 対象のアプリを最新にする
- iOSを最新にする
- 通知の許可を、いったんオフにして、オンにし直す
- アプリをログアウトして、ログインし直す
- アプリを削除して、再インストールする(データのバックアップを確認してから)
再インストールの前に確認すること
再インストールは、アプリのデータが消えることがあります。LINEのトーク履歴や、ゲームの進行データなどは、事前にバックアップや引き継ぎの準備が必要です。準備が済んでいるかを確認してから、進めてください。
迷ったときの相談先
設定を見直しても改善しないときや、どの手順を試せばよいか迷ったときは、LINEサポートでご相談いただけます。症状や試した内容を伺いながら、次に確認する場所を一緒に整理します。
通知を見逃さないための予防設定
大事なアプリだけ集中モードの対象外にする
集中モードを日常的に使う人は、LINEや電話など、見逃したくないアプリを、許可するアプリに追加しておきます。静かに過ごしたい時間でも、必要な連絡だけは届きます。
時刻指定要約は必要なアプリだけに
要約を使うなら、SNSなど、急ぎではないアプリだけを入れます。連絡手段のアプリは、要約から外しておくと、遅れが出にくくなります。
低電力モードは使う場面を決めておく
低電力モードは便利な機能ですが、通知が遅れる原因にもなります。バッテリーが少ないときだけオンにして、充電できたら、オフに戻す習慣をつけると、使い分けしやすくなります。
大切なアプリのバックグラウンド更新はオンのまま
通知を受け取りたいアプリは、Appのバックグラウンド更新をオンにしておきます。通信量が気になる人は、使わないアプリだけを、オフにしてください。
よくある質問(Q&A)
Q1 アプリを開くと、通知がまとめて届きます。なぜですか?
アプリがバックグラウンドで動けない状態になっている可能性があります。集中モード、低電力モード、Appのバックグラウンド更新のオフが、主な原因です。この記事の「全アプリ共通」の項目を、順番に確認してください。
Q2 通知は来るのに、音が鳴りません。どうすればいいですか?
iPhoneが消音モードになっていないかを確認します。本体の側面のスイッチや、音量の設定も見てください。次に、「設定」→「通知」→対象のアプリで、「サウンド」がオンになっているかを確認します。LINEなどは、アプリ内にも通知音の設定があります。
Q3 特定の人の通知だけが来ません。
その人とのトークルームやチャットが、通知オフやミュートになっている可能性があります。LINEならトークルームのメニュー、インスタならチャットのミュート設定を確認してください。
Q4 集中モードをオフにしたのに、通知が遅れます。
低電力モードや、Appのバックグラウンド更新、通信の状態も確認してください。「時刻指定要約」が原因で、まとめて届いている場合もあります。「設定」→「通知」→「時刻指定要約」を見直します。
Q5 iOSをアップデートしたら、通知が来なくなりました。
アップデートのあとに、通知の設定が変わっていないかを確認します。「設定」→「通知」で、アプリごとの「通知を許可」を見てください。それでも直らないときは、LINEサポートに、状況をお知らせください。
Q6 通知が2回来るのは、故障ですか?
故障とは限りません。他の端末への通知や、複数アカウントの利用が原因のこともあります。アプリの不具合の可能性もあるので、アプリとiOSを最新にして、様子を見てください。
まとめ
iPhoneの通知が、遅れる、来ない、2回来る。同じ「通知」の悩みでも、見るべき場所は、症状によって違います。まずは、どの症状なのかを切り分けるところから始めると、迷いにくくなります。
- 通知が来ないときは、「通知を許可」と集中モードを確認する
- 遅れるときは、低電力モード、Appのバックグラウンド更新、通信状態を確認する
- まとめて届くときは、「時刻指定要約」を確認する
- LINEとインスタは、アプリ内の通知設定とトーク・チャットごとの設定も確認する
- 2回来るときは、他の端末、複数アカウント、アプリの更新を確認する
- 直らないときは、再起動から順に試し、再インストールは最後の手段にする
通知は、複数の設定が重なって届くものです。ひとつずつ確認していけば、原因が見つかることが多いです。焦らず、手軽なものから試してみてください。
画面を見ながら進めたい方は、テックスタイルchの動画もご覧ください。大事な連絡を、もう見逃さずに済みますように。


