iPhoneの閲覧履歴を残さない設定|Safariの使い方

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iPhoneの閲覧履歴を残さない設定|Safariの使い方

iPhoneで調べものをしたあと、「この履歴、家族に見られたくないな」と思ったことはありませんか。プレゼントの下調べ、転職の情報収集、病院や体調のこと。人に知られたくない調べものは、誰にでもあるものです。

Safariには、履歴を残さずに見る方法と、あとから履歴を消す方法があります。ただ、名前が似ていて違いが分かりにくく、「消したつもりで残っていた」ということも起こりえます。

この記事では、初心者の方でも迷わないように、Safariの設定と使い方を順番に説明します。YouTubeチャンネルのテックスタイルchでも取り上げているテーマです。動画で流れを見たい方は、チャンネルもあわせてご覧ください。

手順は、AppleのサポートページがiOS 27の画面で案内している内容を中心にまとめました。お使いのiOSによって、ボタンの位置や名前が少し違う場合があります。

先に知っておきたい:履歴を「残さない」と「消す」は別の操作

「残さない」はプライベートブラウズ

プライベートブラウズは、見ているページの記録をiPhoneに残さずにブラウズできる機能です。Appleの案内では、プライベートブラウズを使うとブラウズの詳細は保存されず、デバイス間での共有も行われないとされています。

これから見るページを残したくないときに使います。

「消す」は履歴の消去

履歴の消去は、すでにSafariに残っている記録を、あとから削除する操作です。設定アプリから、期間を選んでまとめて消せます。特定のサイトだけを選んで消す方法もあります。

目的別の使い分け
やりたいこと向いている方法
これから見るページを残したくないプライベートブラウズ
他の人に貸す間、プライベートのタブを見られたくないプライベートブラウズのロック
すでに残った履歴をまとめて消したい履歴とWebサイトデータを消去
特定のサイトだけ消したい履歴からWebサイトを選んで削除
ログイン情報などのデータだけ消したいWebサイトデータの削除

迷ったときは、まずプライベートブラウズを使い、残ってしまった履歴は消去で整える、という順番が分かりやすいです。

方法1 プライベートブラウズで履歴を残さずに見る

開き方

Safariを開き、画面のタブボタン(四角が重なったマーク)をタップします。タブの一覧が表示されたら、「プライベート」を選びます。そのあと、「+」ボタンで新しいタブを開くと、プライベートブラウズでの閲覧が始まります。

プライベートブラウズ中は、画面の色がいつもより暗くなります。見た目が変わるので、今どちらのモードなのかがひと目で分かります。

見ている間の注意

プライベートブラウズを使っていても、通常のモードとの切り替えを間違えると、履歴が残ってしまいます。見たいページを開く前に、画面の色が変わっているかを確認する習慣をつけておくと安心です。

調べものの途中で通常のモードに戻って検索すると、その分は履歴に残ります。特に、プライベートで調べたい内容は、最初から最後までプライベートブラウズの中で完結させてください。

終わるときはタブを閉じる

プライベートブラウズを終えるとき、別のタブグループに切り替えるだけでは、タブは残ったままです。Appleの案内でも、サイトを非表示にして終了する場合は、別のタブグループに切り替えると、タブは次にプライベートブラウズを使うときに再び表示されるとされています。

つまり、切り替えただけでは、次にプライベートブラウズを開いたときに、前のページがそのまま見えてしまいます。見終わったら、タブを閉じる習慣をつけてください。

タブを閉じる方法は、タブの一覧で各タブの「×」をタップするか、まとめて閉じる操作を使います。プライベートブラウズのタブを閉じれば、そこで見ていたページの記録は残りません。

何が残らないのか

プライベートブラウズでは、見たページの履歴や、入力した検索の言葉がSafariに残りません。ブラウズの詳細は、同じApple Accountでサインインしている他のデバイスにも共有されません。

ただし、すべてが消えるわけではありません。何が残るのか、どこから見えるのかは、後の章で整理しています。

方法2 Face IDでプライベートブラウズをロックする

ロック機能とは

iOS 17以降のSafariには、プライベートブラウズのタブをロックする機能があります。一定時間操作しないと、プライベートブラウズのタブがロックされ、パスワード、パスコード、Face ID、Touch IDのいずれかでしか開けなくなります。

iPhoneを人に渡す場面で役立ちます。iPhoneが開いたままでも、プライベートのタブの中身は見られません。

設定の手順

「設定」を開き、「アプリ」→「Safari」を選びます。画面を下にスクロールすると、「プライベートブラウズをロック解除するには Face ID が必要」という項目があります。ここをオンにします。Face IDのない機種では、Touch IDの表示になります。

画面の表示や項目名は、iOSのバージョンによって異なることがあります。見つからない場合は、iOSが17以降になっているかを、「設定」の「一般」にある「ソフトウェア・アップデート」で確認してください。

設定しておくと安心な場面

家族や友人に「ちょっと調べものをしたいから貸して」と頼まれたとき。Safariを閉じてから渡すだけで、プライベートのタブはロックされます。

ロックの設定がオンになっていても、プライベートブラウズのタブを開いたままにしていれば、その内容は残っています。見終わったタブは閉じる、という基本は変わりません。

方法3 Safariの履歴をまとめて消去する

手順

すでに残っている履歴を消すには、設定アプリを使います。「設定」を開き、「アプリ」をタップして、「Safari」を選びます。画面を下にスクロールして、「履歴とWebサイトデータを消去」をタップしてください。

次の画面で、消去する期間を選びます。期間を確認したら、「履歴を消去」をタップして完了です。

消去する期間の選び方

期間は、直前の履歴だけを消したい場合と、すべてを消したい場合で選び分けます。短い時間だけ残したくないページがあったなら、直前の期間を選ぶ方法が向いています。まとめて整理したいときは、すべての履歴を選びます。

履歴を消しても、自動入力の情報は変わりません。名前やパスワードなどの自動入力は、別の設定で管理されています。

ボタンがグレーで押せないとき

「履歴を消去」のボタンがグレーになっているときは、消去するデータがない状態です。もうひとつ、スクリーンタイムでWebコンテンツの制限が設定されていないかを確認してください。

制限が設定されていると、履歴の消去ができない場合があります。お子さんのiPhoneなどでは、保護者が設定している可能性もあります。設定の変更に迷ったときは、LINEサポートでご相談いただけます。状況に合わせて、確認する場所をご案内します。

他のデバイスにも影響する点

同じApple Accountでサインインした、iPadやMacを使っている場合は、注意が必要です。履歴を消去すると、他のデバイスの履歴にも影響することがあります。他の端末に残しておきたい履歴がある方は、消去する前に確認しておくと安心です。

方法4 特定のサイトだけ履歴から消す

手順

特定のWebサイトだけを消したいときは、Safariアプリの中で操作します。まず、スタートページを開きます。タブ一覧の「追加」ボタン(+)から新しいスタートページを作る方法もあります。

次に、「履歴」ボタン(時計のマーク)をタップし、「その他」ボタン(丸の中に点が3つ並んだマーク)をタップします。「Webサイトを選択」を選んで、消したいサイトを1つ以上選びます。最後に、ゴミ箱のボタンをタップすれば消去できます。

こんなときに便利

履歴を全部消すと、以前に調べた便利なページも消えてしまいます。ひとつのサイトだけを消す方法なら、他の履歴は残したままにできます。

たとえば、サプライズのプレゼントを探したときの商品ページだけを消したい、といった場面に向いています。

消したあとの確認

消したサイトが、履歴の一覧から消えているかを確認しておきます。検索の入力欄に残っている候補の表示は、別の仕組みで出ることがあります。表示が気になる場合は、まとめて消去する方法もあわせて試してください。

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方法5 CookieやWebサイトデータだけを消す、ブロックする

Cookieとは

Cookieは、サイトが再訪した人を見分けるために、訪問者のデバイスに保存するデータです。ログイン状態を保ったり、広告の表示を調整したりするために使われます。

履歴は残して、データだけを消す手順

履歴は残して、CookieやキャッシュなどのWebサイトデータだけを消すこともできます。「設定」→「アプリ」→「Safari」を開き、「詳細」をタップして、「Webサイトデータ」を選びます。

「全Webサイトデータを削除」をタップし、「今すぐ削除」を選びます。トラッキングに使われるデータや、ブラウズを速くするためにサイトが保存したログイン情報などが消えます。

すべてのCookieをブロックする方法

「設定」→「アプリ」→「Safari」→「詳細」から、「すべてのCookieをブロック」をオンにする方法もあります。オンにすると、既存のCookieとWebサイトデータがすべて削除され、Safariが終了してタブが再読み込みされます。

注意点があります。Cookieをブロックすると、正しいIDとパスワードを入力してもサインインできなくなるサイトが出てくることがあります。サイトの一部の機能が動かなくなる場合もあるので、必要がなければ、ブロックまでは設定しなくても問題ありません。

見落としやすい:検索の記録が残るほかの場所

Googleアカウントの検索履歴

Safariの履歴を消しても、Googleなどのアカウントにサインインして検索していると、アカウント側に検索の記録が残る場合があります。この記録は、Safariの設定とは別の場所に保存されているものです。

気になる場合は、Googleアカウントの「マイアクティビティ」で、保存されている内容を確認できます。

アプリの中で開いたページ

LINEやSNSなどのアプリの中でリンクを開くと、Safariではなく、アプリの中のブラウザで表示されることがあります。アプリごとに履歴の扱いが違うため、Safariの履歴を消しても、アプリ側に記録が残っている場合があります。

アプリごとの履歴の消し方は、それぞれのアプリの設定で確認してください。

動画や買い物の履歴

YouTubeの視聴履歴や、ショッピングサイトの閲覧履歴は、Safariとは別に、各サービスに保存されます。おすすめの表示から人に気づかれることもあります。サービスごとに、履歴の管理画面があるので、確認してみてください。

プライベートブラウズでも守れないこと

自分の身元を隠す機能ではない

プライベートブラウズは、iPhoneの中に履歴を残さない機能です。インターネット上で、自分の身元を隠す機能ではありません。

サイトの運営側や、会社や学校のネットワークの管理者、通信会社には、アクセスの記録が残ることがあります。職場や学校のWi-Fiに接続しているときは、そのことを頭に入れておいてください。

ダウンロードしたファイルや保存したものは残る

プライベートブラウズの中で、ファイルをダウンロードしたり、ブックマークを追加したりすると、それらは残ることがあります。見られたくないものは、保存した場所を確認して、削除しておくと安心です。

同じ場所に写り込む情報もある

画面を撮影した写真やスクリーンショットは、写真アプリに残ります。プライベートブラウズで開いたページでも、撮影すれば画像として保存されます。写真アプリの「最近削除した項目」にも残るので、必要に応じて確認してください。

シーン別のおすすめ設定

家族にiPhoneを貸すとき

事前にプライベートブラウズのロックをオンにしておきます。貸す前には、プライベートブラウズのタブを閉じてから、Safariを閉じて渡すと安心です。

ひとりで静かに調べものをしたいとき

最初からプライベートブラウズを使います。調べ終わったら、タブを閉じます。そのあと、Googleアカウントの検索履歴や、アプリ側の履歴も、必要に応じて確認してください。

履歴をきれいに整理したいとき

設定アプリから、履歴とWebサイトデータを消去します。期間を選んで、必要な部分だけを整理する方法もあります。他のデバイスにも影響することがあるので、そこだけ気をつけてください。

iPhoneを手放す前

売却や譲渡の前には、履歴を消すだけでは足りません。iPhone全体の初期化が必要です。手順は、YouTubeチャンネルのテックスタイルchでも扱っています。

よくある質問(Q&A)

Q1 プライベートブラウズなら、誰にも見られませんか?

iPhoneの中には、履歴が残りません。ただ、サイトの運営側や、利用しているネットワークの管理者、通信会社には、アクセスの記録が残ることがあります。「自分のiPhoneを使う人に見られない」ための機能と考えると分かりやすいです。

Q2 プライベートブラウズを使ったあと、タブは消えますか?

別のタブグループに切り替えただけでは、タブは残ります。次にプライベートブラウズを開いたときに、再び表示されます。見終わったら、タブを閉じてください。

Q3 履歴を消すと、パスワードも消えますか?

履歴を消去しても、自動入力の情報は変わりません。ログイン情報を保存したデータ(Webサイトデータ)を削除すると、サイトによっては、再びIDとパスワードの入力が必要になることがあります。

Q4 「履歴を消去」のボタンが押せません。どうすればいいですか?

消去するデータがないか、スクリーンタイムでWebコンテンツの制限が設定されている可能性があります。制限の設定を確認してください。それでも状況が分からないときは、LINEサポートにお知らせください。

Q5 間違えて履歴を消してしまいました。戻せますか?

Safariの設定から消した履歴は、元に戻せないと考えておいてください。まだ他のデバイスに履歴が残っている場合や、iPhoneのバックアップを取っている場合は、そこから確認できることがあります。消去する前に、残したい情報があるかを確認しておくと安心です。

Q6 ChromeなどSafari以外のブラウザでも、同じ設定ですか?

ブラウザごとに、設定の場所や名前が違います。Chromeなら、シークレットモードが似た機能です。それぞれのアプリの設定で、履歴の扱いを確認してください。この記事の手順は、Safariを対象にしています。

まとめ

iPhoneの閲覧履歴を残さない方法は、「残さない」と「消す」の2つに分けると分かりやすくなります。

  • これから見るページを残さないなら、プライベートブラウズ
  • 人にiPhoneを貸すなら、プライベートブラウズのロック
  • すでに残った履歴は、「履歴とWebサイトデータを消去」で整理
  • 特定のサイトだけなら、履歴からWebサイトを選んで削除
  • ログイン情報などのデータだけなら、Webサイトデータの削除

どの方法でも、Googleアカウントの検索履歴やアプリ側の履歴は、別の場所に残ることがあります。プライベートブラウズは、自分の身元を隠す機能ではない点も、頭に入れておいてください。

セキュリティの面では、偽メールなどにも気をつけたいところです。Apple Accountを装ったフィッシングメールの見分け方も、あわせて確認しておくと安心です。

動画で手順を見たい方は、テックスタイルchも参考にしてください。毎日のiPhoneが、少しでも安心して使えますように。

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