iPhone17シリーズへの機種変更で「クイックスタートができない」不具合が多発中!
2025年秋に登場したiPhone17シリーズ(iPhone17 / 17 Plus / 17 Pro / 17 Pro Max)は、AIカメラ機能やA19チップ搭載による性能向上が話題ですが、一方で「クイックスタートでデータ移行ができない」というトラブル報告が増加しています。
特に、旧iPhoneから新しいiPhone17へデータ転送が途中で止まる、または開始されないという現象が多く、Apple公式フォーラムやSNS上でも多数報告されています。本記事では、クイックスタートが失敗する主な原因を整理し、実際にテックスタイルchに実例相談として解決方法を紹介しておりますので参考してみてください。
クイックスタートができない主な原因とは?
iOSのバージョンが一致していない
クイックスタートを実行するには、両方のiPhoneが最新のiOSバージョンである必要があります。
たとえば旧iPhoneが「iOS 16系」や「iOS 17初期版」のままだと、iPhone17(iOS 18.x以降)との互換性が取れず、転送プロセスが途中で停止することがあります。
- 旧iPhoneをWi-Fiに接続し、設定 > 一般 > ソフトウェア・アップデートから最新iOSへ更新
- 新しいiPhone17も初期設定時にWi-Fiを接続してアップデートを完了しておく
Wi-Fi接続が不安定または通信制限中
クイックスタートはWi-Fiまたは有線接続を介してデータを転送します。
もし途中でWi-Fiが切れたり、接続速度が遅い場合、転送が中断され「クイックスタートが進まない」状態に陥ります。
- 両方のiPhoneを同じWi-Fiネットワークに接続する
- ルーターの再起動を行う
- 可能であれば**有線ケーブル(Lightning–USB-C)で直接接続する
Bluetoothがオフになっている
初期のクイックスタート設定では、Bluetooth通信によってiPhone同士が認識されます。
旧iPhoneまたは新iPhoneのBluetoothがオフだと、ペアリングが開始されません。
設定 > Bluetooth > オン にする。
クイックスタートを開始する前に、両方のiPhoneを再起動してから試すのも効果的です。
旧iPhoneのストレージが圧迫されている
クイックスタート時には一時ファイルが生成されます。ストレージがいっぱいだと転送が失敗します。
設定 > 一般 > iPhoneストレージ から不要なアプリや写真を削除しましょう。
クイックスタートができないときの具体的な解決手順
以下のステップを順番に実施することで、ほとんどのケースで問題を解消できます。
旧iPhoneと新iPhoneを最新iOSにアップデート
iPhone17シリーズでは、最新のiOS18以降が必須です。
古いデバイスが古いバージョンだと互換性エラーが発生します。
Wi-Fi環境下で両方を最新バージョンに揃えましょう。
両方のiPhoneを再起動してからクイックスタートを再試行
一時的なキャッシュや通信エラーをリセットするために、再起動を行ってからもう一度試すと改善することがあります。
Wi-Fiではなく有線ケーブルを使用する
もしWi-Fi転送が不安定な場合、有線でのデータ移行をおすすめします。
Lightning–USB-Cケーブルを使えば、通信速度と安定性が格段に上がります。
ステップ④:iCloudバックアップからの復元に切り替える
クイックスタートがどうしても進まない場合、iCloudバックアップを利用したデータ移行が確実です。
手順:
- 旧iPhoneで設定 > Apple ID > iCloud > iCloudバックアップ
- 「今すぐバックアップを作成」
- 新しいiPhone17を初期化して再起動
- 設定画面で「iCloudバックアップから復元」を選択
この方法ならWi-Fiの不安定さにも影響されにくく、データを安全に復元できます。
ステップ⑤:ネットワーク設定をリセットする
もし依然として転送が始まらない場合、ネットワーク設定に問題がある可能性があります。
設定 > 一般 > 転送またはiPhoneをリセット > リセット > 「ネットワーク設定をリセット」
これでWi-Fi・Bluetooth関連の接続情報が初期化され、再接続後にクイックスタートが動作するケースがあります。
途中で転送が止まる場合の対処法
「あと少しで完了」というところで転送が停止する場合、以下を確認しましょう。
- 両方のiPhoneが充電ケーブル接続中であること
- 画面ロックを解除していること
- 旧iPhone側の**データ暗号化設定(MDMやVPN)がオフであること
これらを確認後、再度試行すれば正常に転送できる場合があります。
iPhone17シリーズ特有のクイックスタート不具合
2025年10月現在、一部のiPhone17シリーズ(特にProモデル)では以下の不具合が確認されています。
- クイックスタート後にApple ID認証画面が表示されない
- 転送後にFace ID設定が引き継がれない
- 新iPhone側で「データを準備中」のまま止まる
これらはiOS 18.0~18.1初期版の不具合としてAppleが認識しており、次回アップデート(iOS 18.1.2以降)で改善予定と報告されています。
もし該当する場合は、Apple公式サポートページで最新情報を確認してください。
おすすめのiPhone17対応アクセサリー紹介
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データ移行後に確認すべきポイント
クイックスタート完了後は、以下をチェックしましょう。
- LINEや銀行アプリのログイン状態
- 写真・動画が完全に転送されているか
- Apple WatchやAirPodsなどのペアリング再設定
- SuicaやPASMOなどのWallet内データ
特に電子マネー系は自動転送されない場合もあるため、旧iPhoneで一度削除してから再登録するのが安全です。
それでもクイックスタートができない場合の最終手段
iTunes(Finder)を使って手動バックアップ
MacまたはWindowsに接続して、暗号化バックアップを作成→新iPhoneに復元すれば確実にデータ移行できます。
iCloudバックアップからの復元が望ましい
iPhoneの機種変更時のクイックスタートは便利な機能ですがiOSバージョンによってはアップデート後にクイックスタートが必要なケースもあります。それらの時間を考えるとiCloudバックアップからの復元が早くデータ移行が可能になり最終目的である新しいiPhoneへのデータ移行はスムーズに進むかと思います。
多くのユーザーがiCloudの容量が5GBであっても機種変更時のiCloudバックアップは無制限でバックアップが取れる事を知りません。操作方法については別記事で紹介しておりますのpで参考にしてください。
関連記事:【iPhoneデータ移行】意外と知らないiCloud容量無制限バックアップのやり方!
クイックスタート失敗を防ぐための3つのポイント
- 最新iOSにアップデート
- Wi-Fi・Bluetoothを安定接続
- 充電ケーブル接続状態で実施
この3つを守るだけで、失敗リスクを大幅に減らせます。
まとめ
iPhone17シリーズへの機種変更時に「クイックスタートができない」と焦る方も多いですが、原因の大半はWi-Fi・Bluetooth・iOSバージョンの不一致など、基本設定の見直しで解決できます。
どうしても進まない場合でも、iCloudバックアップまたはiTunes/Finder経由で安全に移行できます。今後のアップデートで改善される可能性もあるため、Apple公式サポートの最新情報も随時チェックしておきましょう。