Apple IDのアカウント乗っ取り被害の相談はテックスタイルchでは約3年ほど前から続いております。当初のYouTubeライブでも不在通知のアカウント乗っ取り被害の警告を出しておりました。
しかし、被害者の数はどんどん大きくなりピーク時には1週間の間に数100件以上にも及ぶ相談メッセージが寄せられてきました。
今回の記事でも宅配業者を装った不在通知SMSメッセージに関する情報を発信したいと思います。
不在通知SMSメッセージ
iPhoneのSMSメッセージ「ヤマト運輸」「佐川急便」「日本郵便」の名前を語ってSMSメッセージを送信してきております。この不在通知のリンクから操作する事によってApple ID/パスワードを入力してしまい、さらに2ファクター認証の画面まで偽物画面が表示されユーザーは入力してしまう事でApple IDのアカウントが第三者に乗っ取られる仕組みとなっております。
まずは、決して上記の画像のSMSメッセージが受信されも操作しない、リンクをタップしない事です。現在、各運送会社または配送業者は顧客にSMSメッセージを送る事はありません。
アカウント乗っ取られてるかも!?
- Apple IDのサインインが何度も求められる。
- アプリのダウンロードが突然出来なくなった。
- Apple Payが突然利用できなくなった。
- パスワードが違うとエラーになる。
- 身に覚えのないサブスクがある。
テックスタイルchへLINE相談が来た時に、初めからApple IDのアカウント乗っ取られた!と相談に来る方も多いですが、別の問題が発生して相談に来た際に実はアカウントが乗っ取られていると知るケースも少なくはありません。
関連記事:【偽メールに注意!!】Apple IDアカウントが停止されました。
フィッシング詐欺に合わない対処方法
- SMSメッセージが送信されてきても絶対に操作しない事。
- SMSメッセージ内のリンクはタップしない。
- 思わずリンクをタップしてもApple IDやパスワードを入力する事は絶対にしない。
- 2ファクター認証のセキュリティ設定をしていない人は設定を行う。*iPhone初期設定時には2ファクター認証は設定されております。
- どんな操作でも個人情報を入力する際は利用するサイトなどで確認する。
定期的に不正請求が無いか確認
アカウント乗っ取り被害と言うのはユーザー自身が気が付かない場合も多くあります。実際にテックスタイルchにも突然アプリのダウンロードが出来なくなったと相談が寄せられて来て状況確認をしてくとApple IDのアカウント乗っ取られている事が判明した事は数件以上あります。
特にお子様を持つ親は知らない間にお子様のApple IDが乗っ取られており請求は親に来るパターンもあります。ファミリー共有を設定している事で親が気づくパターンもありますがiPhoneデバイスでクレジットカードなど支払い設定にされている方はマメに確認しておいた方がいいと思います。
まとめ
まだまだ、続く宅配業者を装った不在通知SMSメッセージによるApple IDのアカウント乗っ取り被害ですが、この問題は当然Appleも認識しており現在では仮にアカウントが乗っ取られた場合でも設定しておけばアカウント復元が出来る様になっております。
また、アクティベーションロック解除もパスコードで解除もできる様になっております。
本ブログでもApple IDのアカウントが乗っ取られた場合の対処方法を記事にしております。
関連記事:不在メッセージ操作でApple IDのアカウント乗っ取り被害が拡大!
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