【はじめに】新しいiCloud利用規約に同意できない問題とは?
iPhoneやiPadを利用している多くのユーザーから、「新しいiCloud利用規約に同意できない」「同意ボタンを押しても何も起こらない」という報告が一部のユーザーで増えています。実例相談としてテックスタイルchにも報告・相談が来ております。特にiOS 18.1アップデート後に発生しやすい問題です。本記事では、この問題の原因と具体的な対処方法について解説していきます。
【原因1】Appleサーバー側の一時的な不具合
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iCloudの利用規約の更新は、Appleのサーバーを介して行われます。iOS 18.1へのアップデート直後は、多くのユーザーが一斉にアクセスするため、サーバーが過負荷状態になることがあります。これにより、一時的に同意手続きが完了できない場合があります。
対処方法
1. 時間を置いて再試行
数時間から1日ほど待ってから、再度iCloudの利用規約に同意してみましょう。サーバー負荷が軽減されることで問題が解消されることがあります。
2. Appleサポートのシステムステータスを確認
Appleのシステムステータスページで、iCloudのサービス状況を確認し、障害情報がないかチェックしましょう。
【原因2】iPhoneやiPadの設定不具合
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iOSの設定ファイルが破損している場合、新しい利用規約に同意できないことがあります。これはiOSアップデートの途中で問題が発生したり、設定が正しく引き継がれなかったりすることが原因です。
対処方法
1. デバイスの再起動
iPhoneまたはiPadを再起動して、設定ファイルをリフレッシュします。再起動後にもう一度利用規約に同意を試みてください。
2. iCloudから一度サインアウト
1. 設定アプリを開き、「Apple ID」をタップ
2. 「サインアウト」を選択
3. 数分待ってから再度サインインし、利用規約に同意
【原因3】ネットワーク接続の問題
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安定したインターネット接続がないと、iCloudの利用規約に同意するためのデータ送受信がうまく行えません。特にWi-Fi接続が不安定な場合、同意手続きが途中で止まることがあります。
対処方法
1. Wi-Fiを再接続
設定アプリから「Wi-Fi」を一度オフにし、再度オンにして再接続を試みます。
2. モバイルデータ通信の利用
Wi-Fiが不安定な場合は、モバイルデータ通信を利用して同意手続きを行うのも一つの方法です。
【原因4】iOSのソフトウェアバグ
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iOS 18.1には一部のデバイスで利用規約に同意できないバグが報告されています。この場合、Appleが後日修正版のアップデートをリリースするまで待つ必要があります。ただし、実際に多くのユーザーでは不具合は発生していなくiOSの不具合の可能性は低いと思います。テックスタイルch所有のiPhone13Pro MaxやiPhone15Pro Maxでは問題は発生しておりません。
対処方法
1. iOSの最新バージョンにアップデート
設定アプリから「一般」→「ソフトウェア・アップデート」を確認し、最新のiOSバージョンにアップデートしてください。
2. iPhoneの強制再起動
一部のソフトウェアバグは強制再起動で解決することがあります。iPhone 8以降の場合は、音量ボタン(上または下)を押して離し、その後すぐにサイドボタンを長押しして、Appleロゴが表示されるまで待ちます。
【原因5】Apple IDの認証情報が古い
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Apple IDの認証情報が古い場合、新しいiCloud利用規約への同意が求められることがあります。この場合、Apple ID情報の再認証が必要です。
対処方法
1. Apple IDのパスワードを再入力
設定アプリで「Apple ID」をタップし、パスワードの再入力を求められたら入力します。「原因2」で操作したiCloudからのサインアウト>サインインを行なったタイミングで改善している可能性もあります。
2. 2ファクタ認証の再設定
セキュリティ向上のため、2ファクタ認証を再設定することも検討しましょう。
【原因6】プロファイルや(セキュリティ)VPNが干渉している
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企業や教育機関で使用されるプロファイル、またはVPNアプリがiCloudの通信をブロックしている可能性があります。または一部のユーザーの中にはiPhoneにセキュリティアプリを導入している方もいると思いますが、そのセキュリティアプリが原因の可能性もあります。
対処方法
1. プロファイルの削除
設定アプリから「一般」→「プロファイルとデバイス管理」で、不要なプロファイルを削除します。契約しているキャリア等のプロファイルを削除するとモバイル通信やメール等に影響が発生しますので、プロファイル削除等の操作には気をつけて下さい。仮にキャリアのプロファイルを削除した場合でも、後から再インストールを行う事で元に戻ります。
2. VPNを無効化
iPhoneで「VPN」接続を行っているユーザーに限ります。特にお仕事等で会社から支給された端末や設定されているiPhone端末となります。操作方法としては設定アプリで「VPN」をオフにして、iCloud利用規約に再度同意してみましょう。*会社支給のiPhone端末の場合は会社に確認上、操作して下さい。
3. セキュリティを無効化
iPhoneにインストールしているセキュリティアプリを無効化または削除して操作してみて下さい。
【まとめ】
新しいiCloud利用規約に同意できない問題は、Appleサーバーの過負荷やiOS設定の不具合、ネットワーク接続の問題など様々な原因が考えられます。上記の対処方法を順に試しても解決しない場合は、テックスタイルchまで問い合わせ又はAppleサポートにご相談ください。最新のサポート情報や解決策が得られる可能性があります。
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